二・二六事件の殉職者を慰霊 「先輩の魂受け継ぐ」 SPらが黙祷

 

 陸軍の青年将校らが軍事クーデターを起こした「二・二六事件」から80年となった26日、事件で殉職した警視庁警察官5人の慰霊式が東京都千代田区の「弥生慰霊堂」で行われ、要人の身辺を守るSP(セキュリティーポリス)ら警護課の85人が黙祷(もくとう)をささげた。

 

(中略)

 

 昭和11年2月26日の事件では、約1500人の反乱軍が首相官邸などを占拠、高橋是清蔵相や斎藤実内大臣らを殺害した。岡田啓介首相(いずれも当時)も襲撃されるなどして、警護にあたっていた警察官5人が殉職した。

 

引用終了

 

昭和7年5月15日に帝国海軍が反乱して、

首相を殺害して、帝国海軍出身の首相が選出されています。

 

昭和11年2月26日に帝国陸軍が反乱して、

帝国海軍出身の斎藤実内大臣を殺害しています。

 

ちなみに、殺害された斉藤実内大臣は、515事件後、首相を経験しています。

 

戦前は、陸軍省、海軍省の方針に反対すると、

首相であっても殺害される時代でした。

 

陸軍省、海軍省が日中戦争、太平洋戦争と戦線を拡大させ、

日本が滅んだわけです。

 

集団的自衛権の行使を容認する国家安全保障法が去年に成立して、

そろそろ施行されます。

 

日本が他国の戦争に軍事介入すると、

日本が戦争に再び敗れて滅びるリスクがつきまといます。