<国立大45病院>資金提供元8割示さず 計525億円分
毎日新聞 124()731分配信
 
 全国の国立大学病院が昨年初めて公表した民間企業などからの資金提供の状況(2014年度分)を毎日新聞が集計したところ、総額は約692億円に上り、このうち提供元が明示されているのは24%にとどまることが分かった。提供元が分かるのは主要な製薬企業だけで、医療機器メーカーや研究資金を助成している財団法人などは全て「その他」の扱いで名前が伏せられている。そうした企業や団体の中には、自主的に支出先と金額を公開しているケースもあり、大学病院側の情報開示に対する消極姿勢が目立つ。
 
(中略)
 
 受領した資金は、契約に基づく受託研究などの研究開発費▽研究振興などを目的とした奨学寄付金▽研究者個人に支払う講師謝金や原稿執筆料、コンサルティング料▽接遇費--などに分類され、総額は692億7700万円。このうち76%の525億5000万円は、提供元の名前が出ていなかった。
 
 大学病院側が名前を開示したのは、業界団体「日本製薬工業協会(製薬協)」の加盟社からの提供分のみ。製薬協は病院側より早い12年度分から、奨学寄付金や原稿料などを渡した研究室や個人名を公表するガイドラインを設けており、受け取る側もそれに対応した形だ。一方、製薬協非加盟の製薬企業や医療機器メーカーの一部も同水準の情報開示を始めているが、病院側は公開していない。
 
(以下、省略)
 
 
医学及び生命科学の領域の研究は、
他の分野と比べて、
再現性が低いことが多いのですが、
製品を宣伝するために研究結果を
ねつ造したり、改ざんしている可能性が付きまといます。
 
ある治療法は病気に効果的という実験データがあるので、
厚生労働省が許認可するのですが、
実際に効果的か否かが疑問な治療法は多々あります。
 
一時期、痴呆症の治療薬が許認可されましたが、
販売後、効果がないことが分かり許認可が取り消されています。
 
最近、アルツハイマー病の進行を遅くするとされる治療薬が
販売されていますが、
猜疑心をもって見ています。
 
アルツハイマー病を治療するのでなく、
進行を遅くするのですが、
進行が遅くなったか否かの評価は簡単ではありません。
 
このように評価が曖昧なときには、
実験データが有利に解釈されるのではないでしょうかね。
 
最近、腸内フローラの研究が流行していますが、
この研究分野もある種の食品の販売を推奨するために
行われている疑義があります。
 
テレビ番組でも最新の研究結果が紹介されているのですが、
最新の研究結果というのはその通りなのですが、
その研究内容に怪しさが付きまといます。
 
健康で長生きするのは、人類の願いですし、
病気になると健康になることを切に希望します。
 
そのような患者の願望に付け込む悪徳商人が
暗躍している疑念が付きまといます。
 
例えば、電波が聞こえるというと妄想と判断され、
精神疾患というレッテルが貼られます。
 
ところが、特殊な条件では、電波は音として聞こえます。
 
この条件は解明されていますし、
音として聞こえる生理機構も解明されています。
 
しかし、日本の医学界は電波が聞こえる現象があることを
決して認めようとしません。
 
日本生理学会を通じて、電波が聞こえる現象
を発表しようとしているのですが、
何度も拒絶されています。
 
電波が聞こえる生理機構は音が聞こえる生理機構と同様に
感覚生理学の分野になるのですが、
生理学者は認めようとしないのです。
 
電波が聞こえる現象があることを認めると、
色々と都合が悪いのでしょう。
 
マイクロ波がパルス波形のときに音として聞こえるのですが、
『文献の列記』というブログ記事に、
このような実験結果を紹介した文献を列記しています。
 
マイクロ波とかパルスという用語については、
『マイクロ波とパルス』というブログ記事を参照ください。
 
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