特定秘密開示求め初採決=与党反対で否決―参院審査会

時事通信 1222()1230分配信

 

 政府の特定秘密保護法の運用をチェックする参院情報監視審査会は22日、特定秘密の詳しい開示をめぐり、初の採決が行われた。

 民主党が国家安全保障会議(NSC)と警察庁の特定秘密各1件の詳細の開示を求める動議を提出したため。採決では自民、公明両党の反対多数で否決された。

 NSCの特定秘密は201314年に開催した会議の結論に、警察庁分は14年までに警察が行った外国政府との情報協力業務に、それぞれ関するものだった。審査会ではこれまで、特定秘密のチェックを全会一致で進めてきた。 

 
 

マイクロ波聴覚効果を応用した通信が特定秘密に指定されているときには、

一般社会に隠すことに成功します。

 

マイクロ波聴覚効果に関する学術論文

 

1.論文タイトルの和訳:耳によりマイクロ波信号を検知したという観察

論文タイトル:An observation on the detectionbythe ear of

microwave signals

発表雑誌:Proceedings of IRE 44:2A, (1956)

著者:Walter Tolles and William Horvarth

著者の所属:Airborne Instruments Laboratory,

Department of Medical and BiologicalPhysics

概要:出力が50万ワットであり、

 周波数が1300メガヘルツであり、

 パルス幅が2マイクロ秒であり、かつ、

 パルス繰り返し回数が1秒に600回という条件で、

マイクロ波が聞こえた。

備考:雑誌の名称にあるIREとは、ラジオ工学者協会

(The Institute of Radio Engineers)の略語であり、

ラジオ工学者協会が発行している学会誌である。

Proceedings of IREは、現在、Proceedings of IEEEになっている。

 

2.論文タイトルの和訳:

「変調された電磁波エネルギーに対するヒト聴覚系の応答」

 Auditory response topulsed radiofrequencyenergy

to human auditory system

Frey, A. H., Journal of Applied Physiology 1962、17(4)689~692ページ

概要:周波数が425MHz、1.31GHz、

2.982GHzのマイクロ波は、

パルス波形のとき、音として聞こえた。

備考:論文タイトル中、「変調された電磁波エネルギー」とは、パルス変調されたマイクロ波を意味します。「変調」とは無線通信技術の専門用語であり、音声やデータなどの信号波で搬送波を変化させるという意味で使われています。変調には、振幅変調、周波数変調、パルス変調など様々な変調方式がありますが、フレイ論文はパルス変調に関します。

 

3.論文タイトルの和訳:

「パルス化されたUHF電磁波エネルギーの照射によるヒトの知覚」

Science 27 July 1973:
Vol. 181 no. 4097 pp. 356-358
Human Perception of Illumination with

Pulsed Ultrahigh-FrequencyElectromagneticEnergy

Allan H. Frey, Rodman Messenger Jr.

概要:UHFとは、300メガヘルツから3000メガヘルツ(3ギガヘルツ)の周波数帯であり、パルス波形のときに、音として聞こえます。この論文は、マイクロ波刺激により聞こえる音の大きさが、パルスのピーク電力に依存することを示した。

 

3.タイトル和訳:「電波による電磁波の聴覚知覚」

Chung-Kwang Chou, Arthur W. Guy,RobertGalambos,

"Auditory perception ofradio-frequencyelectromagnetic fields"

Journal of Acoustic Society of America1982,71(6), June, 1321-1334

概要:「電波による電磁波」とか「聴覚知覚」などは

英語を直訳したこともあり、

日本語としては奇異に感じますが、

結局は、パルス波形のマイクロ波が音として聞こえたということを

専門用語を使って難しく記載しているだけです。

 

 タイトル和訳:「マイクロ波の可聴;マイクロ波パルスによる熱弾性波聴覚刺激の証拠」

 Microwave Hearing:Evidence for

Thermoacoustic Auditory StimulationbyPulsed Microwave

Science, 19 July, 1974, Vol. 185, No.4147,pp. 256-258.

Kenneth R. Foster, Edward D. Finch

著者の所属:Naval Medical Research Institute,

National Naval Medical Center,
Bethesda, Maryland 20014

概要:「マイクロ波パルスによる熱弾性波聴覚刺激」とは、

マイクロ波パルスが音波に変換し、

音波が聴覚を刺激したことを意味しています。

音波にも様々な種類がありますが、弾性波は音波の一種であり、

加熱により発生した弾性波のことを熱弾性波といいます。

 

結局、人間の頭部も動物の頭部も水もマイクロ波パルスで瞬間加熱すると、

音波が発生するということです。

 

 タイトル和訳:哺乳類の頭部においてマイクロ波により誘発される圧力波

Olsen, Richard G.; Lin, J.C.,

"Microwave-Induced Pressure WavesinMammalian Brains,"

IEEE Transactions on BiomedicalEngineering,

vol.BME-30, no.5, pp.289294, May 1983

 

 タイトル和訳:「マイクロ波パルスにより発生する蝸牛のマイクロホン電位」

Chou C, Galambos R, Guy AW, Lovely RH.

Cochlear microphonics generatedbymicrowave pulses

The Journal of Microwave Power,1975,Vol.10(4) , 361-367.

 

 論文タイトル和訳「マイクロ波聴覚効果における中枢神経系が関与している分析」

Eugene M. Taylor, Bonnie T. Ashleman

Analysis of Central Nervous Involvement

in the Microwave Auditory Effect

1974, Brain Research, Vol. 74, pp. 201-208.
 

 論文タイトル和訳「パルス化された電波エネルギーの聴覚応答」

Elder, J.A. and Chou, C.K.,

Auditory response to pulsedradiofrequencyenergy

Bioelectromagnetics, 2003、24: S162S173.

 

9.社団法人 電気学会

高周波電磁界の生体効果に関する計測技術調査専門員会 編集

「電磁界の生体効果と計測」

1995年2月10日

 

マイクロ波聴覚効果に関するブログ記事

マイクロ波聴覚効果

マイクロ波の可聴に関する最初の報告

マイクロ波の可聴

音とマイクロ波(1) 

音とマイクロ波(2) 

音とマイクロ波(3)

音とマイクロ波(4)

音とマイクロ波(5)

音とマイクロ波(6)

音とマイクロ波(7)

音とマイクロ波(8)

文献の列記