ブリヂストン、タイヤから路面状況伝達 センサー技術実用化

2015/11/25 19:58
 

 ブリヂストンは25日、タイヤに取り付けたセンサーで路面状況を読み取る技術を開発したと発表した。路面が「乾いている」「凍っている」といった情報をリアルタイムで車載装置に伝える。目視に頼らない正確な把握が可能という。まず今冬から融雪剤散布の効率化に使う。一般の乗用車向けでも2020年の製品化をめざす。

 

 タイヤに加速度を測る小型センサーを埋め込む「CAIS」技術を確立させた。回転するタイヤ内の加速度を測り、その変化を無線通信で車内装置に伝える。「乾燥」「湿潤」「凍結」など7区分の特徴に照らし合わせ、路面状況を判別する。

 

 第1弾として、東日本高速道路(NEXCO東日本)系のネクスコ・エンジニアリング北海道と提携した。まずCAISを搭載した巡回車で道路を走らせ、後続の散布車で凍った路面に優先的に融雪剤をまくといった使い方を想定している。

 

 車内装置の小型化を進め、自動車メーカーにもシステムの採用を呼びかける。乾いた路面から凍った路面に移るタイミングで運転手に警告し、安全走行を後押しする。

 
 

ひとつ前のブログ記事で融雪剤に言及しましたが、

タイヤに取り付けた加速度センサーの信号処理で

路面状態が分かるのですね。

 

センサー技術が進歩することにより、自動車が安全になります。