NYタイムズ1面に空白、タイの「検閲」に遺憾表明
CNN.co.jp 12月2日(水)14時50分配信
ロサンゼルス(CNNMoney)
タイで発行された1日付の米紙ニューヨーク・タイムズの国際版が、タイ経済の停滞について報じた記事を巡って同国の印刷会社に掲載を拒まれ、1面の中央部分に大きな空白を残したまま発行された。
空白部分に掲載されていた記事は、タイで世帯当たりの借金が急騰し、犯罪が増え、軍が政府に対する統制を強めているという内容だった。
しかしタイ国内で発行された1日付の紙面は、1面のこの記事の部分が抜け落ちていて、「本欄の記事はタイの印刷会社によって削除されました。ニューヨーク・タイムズ国際版とその編集者は、同記事の削除に関与していません」という文章のみが掲載された。
(中略)
発展途上国は、表現の自由が制限されており、
政府活動や社会の現状が報道できないことがあります。
やはり、発展途上国が先進国と同様の豊かさを享受できないのは、
このような報道規制に一因があるのでしょう。
社会問題を認識して、社会問題に対処するのでなく、
報道を規制して、社会問題が存在しないことにするのです。
そして、社会問題を是正する官庁に権限を付与することなく、
警察や軍隊が権限を振るい、
国民の不満を権力で封印するのです。
ところで、日本では、表面的には表現の自由があるとされているのですが、
ジャーナリストが政府に都合が悪い報道をすると、
不審死を遂げることがあります。
例えば、読売新聞、石井誠政治部記者が
東京都文京区の自宅マンションで死体として発見されています。
また、NHK嘱託職員及び妻が変死体で発見されていますが、
状況として怪しいものがあります。
不審死の背後に自衛隊の暗躍があるか否かは分からないものがあります。
以下、「実戦スパイ技術ハンドブック」という書籍より引用します。
暗殺
多くの場合、一般市民は暗殺が行われたことに気づかず、
犠牲者は事故死か自然死だと信じ込まされている。
事実、暗殺か自殺かを区別するのがむずかしい場合もある。
政府が自殺だと説明すれば、ほかの可能性を示す証拠は存在せず、
従って、それは自殺となる。(219ページから引用)
暗殺までの過程
暗殺までの過程はいたって単純である。
まず情報機関の幹部が、
ある特定の人物もしくは複数の人物の処分が
あきらかに妥当だと判断することから始まる。
こうして暗殺の決定が下されると、
プロジェクトはその任務にふさわしい組織にゆだねられる。
暗殺実行の責任者は、計画を立て、
人を組織し、指令を実行する。(221ページから引用)
暗殺者
情報機関の内部部隊はおもに、
家屋の爆破方法やガス漏れにみせかけるテクニックなど、
具体的な暗殺技術に関する有効な知識をもった
スペシャリストから構成される(222ページから引用)。
引用終了
文献
タイトル:実戦スパイ技術ハンドブック
原題:The Spycraft Manual
The Insider’s Manual to Espionage Technique
著者 バリー・ディヴィス(Barry Davies)、
リチャード・トムリンスン(Richard Tomlinson)
翻訳者 伊藤綺
原書房
2007年9月25日
バリー・ディビスは、イギリス陸軍特殊空挺部隊(SAS)に
18年、勤務した。
『SASサバイバル・マニュアル』の著者でもある。
リチャード・トムリンスンは、イギリスMI6の元諜報部員。
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