体系化された知識と断片化された知識
今日、第1回マイクロ波勉強会を氷川区民会館で開催しました。
すると、このようなことが報道されているとか、
あのようなことがあったとか、
断片的な知識がある人はいる。
しかしながら、知識が体系化されていない。
海外で何らかの報道があったといっても、
特定の被害者の被害は、
報道されているのと同様な被害とか同様な原因とは限らず、
格別に関係がないこともある。
噂に振り回されているのと大差がない。
今回、マイクロ波聴覚効果について講義しているが、
最初にマイクロ波とはどのようなものかを説明し、
次にマイクロ波が聞こえる条件を解説し、
更にマイクロ波が聞こえるしくみを説明している。
また、マイクロ波が聞こえる条件は、
実際にマイクロ波パルスを人間に照射したときに
実際に聞こえたという多数の実験結果を整理したものである。
このような実験は米国コーネル大学、
米国ワシントン大学医学部、
米国イリノイ大学シカゴ校などの研究室で行われているし、
実験条件もキチンと明確に規定されている。
さらに再現性も十分にあるし、
実際に再現実験も論文として報告されている。
既に確立されている物理現象なのにもかかわらず、
科学技術や医学の後進国、日本に伝わっていないのに過ぎない。
日本の医者は電波が聞こえるわけがない、と断言するが、
医者がマイクロ波聴覚効果という物理現象を知らないのに過ぎない。
例えば、マイクロ波が聞こえる上限は8~10GHzであり、
実験結果では明確に定まっていない。
しかしながら、マイクロ波が聞こえる生理機構を参酌すると、
頭部のサイズが大きいと8~9GHzが上限になり、
頭部のサイズが小さいと10GHz前後が上限になることが分かる。
一般に身長が高いと頭部のサイズも大きくなるので、
長身だと8~9GHz前後が上限になり、
子供など身長が低いと10GHz前後が上限になることが想定される。
同様にマイクロ波が聞こえるしくみも説明している。
マイクロ波は、内耳の蝸牛を経由して聞こえるのだが、
このような生理機構は、
実験動物の内耳の蝸牛を破壊するというような実験を通じて、
確かめられているのである。
この現象の背後にある科学法則を導くことである。
内耳の蝸牛がマイクロ波聴覚効果に関わっているという仮説を立てると、
内耳の蝸牛を破壊する前、
マイクロ波が聴覚を刺激するという実験結果を示し、
更に内耳の蝸牛を破壊した後、
マイクロ波が聴覚を刺激しないという実験結果を示すのである。
すると、マイクロ波が聞こえる生理機構は、
音が聞こえる生理機構と同様に
内耳の蝸牛が関わるということが分かるのである。
このような実験の積み重ねにより、
マイクロ波が聞こえる生理機構が解明されたのである。
今回、マイクロ波聴覚効果が物理現象として存在することを示したので、
次回、マイクロ波聴覚効果を応用した通信方式を説明します。
マイクロ波聴覚効果に関する記事
マイクロ波聴覚効果を応用する通信技術に関するブログ記事
脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 0
脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 1
脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 2
脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 3
脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 4
脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 5
脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 6
米国空軍特許は例示に過ぎず、
他の方式であっても頭部に音声を送信することができます。
マイクロ波聴覚効果は電波妄想と誤解を受けることが多いのですが、
電波妄想に関するブログ記事は下記にあります。