高度下げ過ぎ接触か=事故調査本格化―アシアナ機逸脱・広島空港
時事通信 4月15日(水)10時6分配信
アシアナ航空162便が広島空港(広島県三原市)に着陸する際、滑走路からそれて停止した事故で、運輸安全委員会は15日、航空事故調査官を現地に派遣し、事故原因の調査を本格化させる。滑走路手前の無線アンテナが壊れていたことから、アシアナ機は何らかの原因で着陸前に高度が下がり過ぎていた可能性もある。広島県警は業務上過失致傷容疑で現場検証を始めた。
滑走路は閉鎖が続いており、日本航空が13便、全日空が22便の欠航を決めた。少なくとも4500人に影響する見込み。
国土交通省などによると、同機は東側から進入し、滑走路中央付近で南側にそれ、進行方向と逆を向いて停止。機体後部が破損して左翼が折れ、左エンジンと水平尾翼などが壊れた。
滑走路の東端から約320メートルの緑地帯にある地上約6.4メートルの無線アンテナが壊れており、着陸前に接触したとみられる。
アシアナ航空は15日、「事故により乗客と国民に心配をかけたことをおわびする」と謝罪のコメントを発表。事故に対応するため、社員37人と韓国国土交通省の調査チーム8人を乗せた特別機を派遣したことを明らかにした。
韓国人の機長は総飛行時間8233時間のベテランで、副機長は1583時間だったという。
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