今日、午後6時30分からTBSの「夢の扉」という番組が
宇宙太陽光発電を紹介していた。
 
ソーラーパネルで稼働する発電所が人工衛星として地球を周回し、
太陽光で発電した電力を宇宙空間から地上に
マイクロ波を伝送するのである。
 
地上に設置したソーラーパネルは夜や雨天は稼働しないのに対して、
宇宙空間では、ソーラーパネルに24時間、太陽光が照射され、
天候に左右されることもない。
 
発電所から家庭まで電線を経由して電力を伝送しているが、
電線を使うことなく、マイクロ波を使って、電力を伝送することもできる。
 
そこで、宇宙空間から地上のマイクロ波受信機まで、
マイクロ波を照射して、電力を伝送する。
 
京都大学の篠原教授が宇宙太陽光発電及びマイクロ波伝送について
研究しており、番組で紹介されていた。
 
フェイズド・アレイ・アンテナが最新技術のように紹介されていたが、
この点は間違いであり、1960年代に既に実用化されている。
 
フェイズド・アレイ・アンテナは最初に軍事レーダーに応用されており、
軍事機密として民生利用が制限されていたのに過ぎない。
 
テレビ番組ではクリーン・エネルギーという
民生利用に焦点を絞っていたが、
宇宙太陽光発電は軍事利用が可能である。
 
地上2km四方という広大な面積にマイクロ波を照射する場合には、
エネルギー密度が小さくなり安全性が高まる。
 
これに対して、マイクロ波レンズを使い、
直径2cmとか直径2mmに
マイクロ波エネルギーを集中させたときには、
破壊的エネルギーに変わる。
 
2kmの10万分の1が2cmになるので、
直径2cmにエネルギーを集中させたときには、
エネルギー密度は、その2乗の100億倍になる。
 
2kmの100万分の1が2mmになるので、
直径2mmにエネルギーを集中させたときには、
エネルギー密度は、その2乗の1兆倍になる。
 
このようにエネルギー密度が高いマイクロ波ビームで
戦闘機やミサイルを狙うというのが軍事利用となる。
 
最後に話題が変わるのだが、
筆者、patentcomもマイクロ波技術を研究している。
 
平和利用に留めているが、
次回の記事にその現況について紹介する。

2月15日深夜追記

このブログで公表しようとした内容は、相手があることなので、
明日、月曜日に公表してよいことを確認した後、
ブログで公表します。

2月16日、月曜日に追記

相手に対して電話で確認したところ、
現時点ではオープンでなく、クローズの段階ということです。

そこで、ブログで公表することは避けます。

このブログでマイクロ波の性質について繰り返し述べていることがありますが、
その関連で進めています。