【11月7日 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相と中国の習近平(Xi Jinping)国家主席の就任後初となる日中首脳会談が、中国・北京(Beijing)で今週開幕するアジア太平洋経済協力会議(Asia-Pacific EconomicCooperation、APEC)に合わせて行われる見通しとなった。NHKが7日、来週に首脳会談を行う方向で具体的な調整に入ることで日中両政府が一致したと伝えた。
アジアの二大経済大国の首脳による会談は、両国が領有権問題や第2次世界大戦(World War II)の歴史認識をめぐり対立する中、日本側は要請してきたものの中国側が拒否する形で、安倍・習両氏の就任後、首脳会談は行われていない。(c)AFP
日本政府は尖閣諸島について
領有権問題は存在しないという立場を固持しています。
一方、中国政府は尖閣諸島について領有権を主張しています。
そこで、中国政府が日本政府に対して、
尖閣諸島に領有権問題が存在することを認めるのを求めています。
この段階では中国政府に尖閣諸島の領有権があることを
認めさせたいのではなく、
尖閣諸島に領有権に関する紛争があることを
認めさせたいのに過ぎません。
さて、中国政府の主張と日本政府の主張が対立したとき、
日本政府の主張が常に妥当とは限らず、
中国政府の主張が妥当な場合があります。
やはり、日本及び中国の双方が
尖閣諸島の領有権を主張しているのは現実なので、
日本政府が領有権問題の存在を
否定するのが無理筋なのでしょう。
ところで、日本政府の主張と他国政府の主張が対立したとき、
日本政府の主張に盲目的に従うというのは、
思考を放棄しています。
更に、日本政府の主張でなく、
他国政府の主張を述べた場合には
防衛省情報本部が主導して非殺傷性兵器で攻撃するのは、
テロそのものですよね。