濃霧でヘリ出せず、陸路隊の行く手遮る火山ガス

読売新聞 1015()1412分配信

 

濃霧でヘリ出せず、陸路隊の行く手遮る火山ガス

頂上付近に向かうヘリが出ず、待機を余儀なくされた救助隊員ら(15日午前10時15分、長野県王滝村で)=中村光一撮影

 台風19号に阻まれ、ようやく再開された御嶽山(おんたけさん)(3067メートル、長野・岐阜県境)の捜索が15日、中止を強いられた。

 

 山頂付近には約1センチの初冠雪が確認され、救助隊の輸送ヘリは濃霧で降りられず、陸路隊も火山ガスに行く手を遮られた。行方不明者7人の発見に全力を挙げたい救助隊だが、捜索環境は刻々と悪化。午後には降雨の予報もあり、関係者は焦りの色を濃くしている。

 

 長野・岐阜の両県警や陸上自衛隊、消防の合同救助隊は15日午前8時50分、登山口から3日ぶりに捜索を再開。王滝、黒沢、開田の3登山口から各20人の先遣隊を午前6時から入山させる予定だったが、早朝に降雨があり、大幅に遅れた。

 

 陸自中型ヘリコプターの先遣隊も雨などで遅れ、午前8時過ぎに松本駐屯地を出発、雪に覆われた山頂近くの窪地(くぼち)「一ノ池」付近に着陸した。周辺は台風の大雨と雪でぬかるんだ火山灰に足首まで埋まる状態だった。それでも救助隊本隊を山頂へ輸送しようとしたが、間もなく視界不良となって運航不能に。陸路からの救助隊は9合目で火山ガスによって先に進めず、午後からの雨の予報もあり、午前11時に捜索の中止が決まった。多くの隊員は目出し帽をかぶったり重ね着をしたりして万全の防寒対策で臨んだが、悪天候に阻まれた。

 
 

民間旅客機であっても、

GPS衛星などの人工衛星から発信する電波を利用して、

夜間飛行を実施している現代において、

陸自ヘリが視界不良で運行不能というのは、

全く役に立たないですね。

 

非常時に役に立たない陸自は不要なので、

廃止して、税金を節約するのが賢明です。