中国、米長官の声明に反発 ウイグル族学者の釈放要求で

北京20149242134

 

 米国のケリー国務長官が、中国で「国家分裂罪」に問われ無期懲役などの有罪判決を受けたウイグル族学者、イリハム・トフティ氏の釈放を求める声明を発表したことについて、中国外務省の華春瑩副報道局長は24日の定例会見で「中国の内政と司法の主権を粗暴かつ不当に干渉した」として「強烈な不満」を表明。米国に対し、外交ルートで厳正な申し入れをしたことも明らかにした。(北京)

 

市民的及び政治的権利に関する国際規約第1条は

民族自決権を規定しています。

 

具体的には1条1項は、

「すべての人民は、自決の権利を有する。

この権利に基づき、すべての人民は、

その政治的地位を自由に決定し並びに

その経済的、社会的及び文化的発展を自由に追求する」

と定めます。

 

すると、ウイグル族が民族として独立する権利は

認められるべきなのでしょうね。

 

また、国家主権は、絶対的なものではなく、

条約などの国際法により制限されることもあることに鑑みて、

ケリー国務長官の発言は許容範囲と解されます。