【8月8日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は7日、イスラム過激派による少数派住民の「大量虐殺(ジェノサイド)」を阻止するため、米軍によるイラクへの限定的な空爆と人道支援物資の投下を承認したことを明らかにした。
オバマ大統領は、少数派のヤジディー(Yazidi)教徒が包囲され攻撃を受けていることに言及しながら、「大量虐殺となりうる行為を阻止するために、われわれは、慎重に、かつ責任を持って行動することができる」と述べ、「敵の拠点を破壊し、身動きが取れない一般市民を保護するために戦っているイラクの政府軍部隊などを支援するため、必要な場合には限定的な空爆を行うことを承認した」と述べた。
オバマ大統領は、空爆がすでに実施されたかどうかについては言及せず、「イスラム国(Islamic State、IS)」と呼ばれるイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織の戦闘員らから逃れようと急ぐイラク国民に対し、米軍がすでに食糧と水の投下を始めたことを明らかにした。(c)AFP
秋の中間選挙の影響があります。
オバマ政権になってから米軍の役割が縮小しています。
このような動きに賛成する人達もいる一方、
反対する人達もいます。
オバマ大統領は反対派の意見を尊重して、
米軍の軍事行動を決定したのでしょう。
米軍の軍事行動を重視する人達は
共和党支持者が多いのが実情です。
中間選挙では、共和党の支持基盤の票を取り込み、
政権の維持を図っているのでしょう。