安倍総理大臣が来月7日からオーストラリアを訪問する際、アボット首相が一緒に政府専用機に搭乗することが分かりました。他国の首脳が政府専用機に乗るのは異例です。
来月1日にも集団的自衛権の行使容認が閣議決定されるのを受けて、安倍総理はアボット首相にその意義を説明します。これに対し、アボット首相は集団的自衛権の行使容認に歓迎の意を示すとみられます。
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2007年(平成19年)3月13日、安倍晋三首相及びジョン・ハワードオーストラリア首相が安全保障協力に関する日豪共同宣言(Japan-Australia Joint Declaration onSecurity Cooperation;略称は日豪安保共同宣言)を署名しています。
この共同宣言は、日本とオーストラリアの2国間において、
安全保障の分野において協力することを確認しています。
日本、オーストラリアの何れの国家もアメリカ合衆国と緊密な軍事関係を構築しています。すると、米国、日本、オーストラリアが安全保障について協力する体制、具体的には、集団安全保障体制を構築する方向なのかもしれません。
NATOは米国とヨーロッパが互いに協力する集団安全保障体制ですが、将来、NATOの太平洋バージョンが構築されることになるのかもしれません。