安倍総理大臣は、今週にヤマ場を迎える集団的自衛権の行使容認に

向けた閣議決定に関連して、

「武力行使を目的として自衛隊を海外に派遣することはない」

という考えを強調しました。

 

 (政治部・長谷川由宇記者報告)

 ベトナム戦争を引き合いに、集団的自衛権の行使を容認すれば、

自衛隊員にも多大な犠牲が出るという指摘に、

安倍総理は色をなして反論しました。

 民主党・江崎孝参院議員:

「自分の子や孫が戦場に行くことを覚悟しなければならないんですよ。

それが、集団的自衛権を認めた場合の我が国の国防の在り方なんです」

 

 安倍総理大臣:「もし、例え、ベトナム戦争の時に同じような、

今の制限的な集団的自衛権の行使のなかで

『参戦することがあるのか』と言われれば、それはない」

 

 委員会では、民主党議員が安倍総理の国会での態度について、

「失礼だ。傲慢(ごうまん)だ」などと批判しました。


これに対し、安倍総理は「疲れている時もある。私も人間だ。

しかし、信念を語っているつもりだ」と応じました。

 

安倍総理は、来週末で閉じる国会で閣議決定する方針を変えていません。

慎重な態度を崩さない公明党との与党協議は、難航を極めそうです。

 

引用終了

 

憲法9条に関する公式見解は、

防衛省の公式ウェブサイトに記載されており、

集団的自衛権については下記の通りです。

 
国際法上、国家は、集団的自衛権、すなわち、

自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、

自国が直接攻撃されていないにもかかわらず、

実力をもって阻止する権利を有しているとされています。

 

わが国が、国際法上、このような集団的自衛権を有していることは、

主権国家である以上当然です。

 

しかしながら、憲法第9条の下において許容されている自衛権の行使は、

わが国を防衛するため必要最小限度の範囲にとどまるべきものであり、

他国に加えられた武力攻撃を実力をもって阻止することを

内容とする集団的自衛権の行使は、これを超えるものであって、

憲法上許されないと考えています。』

 
 

このように集団的自衛権は、

日本が直接、攻撃されていないことを前提としており、

他国が武力攻撃された事態に対処するものです。

 

日本が直接、攻撃されていないので、本来は

放任しても問題がないのですね。

 

第一次世界大戦も第二次世界大戦も、

フランスとドイツの武力衝突が発展して、

世界中で戦争が勃発しました。

 

フランス及びドイツに国境を接しているスイスは中立を維持して、

第一次世界大戦も第二次世界大戦も戦争に巻き込まれず、

金融業を通じて、発展しています。

 

一方、仮に他国の自衛戦争に日本が協力して、自衛隊を派遣した場合、

当然、日本も攻撃対象になります。


ところで、そもそも自衛隊は、

世界の軍事ランキングでは決して強くないのです。
 

核兵器も所持していないし、

GPS衛星のような世界中に

ミサイルを誘導する人工衛星も所持していません。


核兵器を所持している国は10近いので、

日本はこれらの国家より弱いでしょう。

 

また、人工地震[1、2]、人工津波[3]、人工火山噴火、

人工台風[4]、人工雷を起こすることは

不可能と素朴に信じており、

自然災害に偽装する軍事技術が極めて遅れています。

 

自衛隊が他国の戦争に介入したとき、

千人、1万人が被災するような自然災害

(例えば、地震、津波、集中豪雨による土砂災害)が

日本国内で起きても困るのです。

 

日本政府はこのような自然災害は

人為的に起こせないという嘘を広めて、

乗り切るのでしょうが、無責任極まりないものがあります。

 

人工地震、人工津波は第二次世界大戦の時代から可能であり、

現代では高出力レーダーを悪用する気象兵器とか、

宇宙船を活用する宇宙兵器に進化しているのです。

 

他国の戦争に軍事介入しても、

日本が返り討ちにある危険が付きまといます。

 

1941年に東條内閣が、米国、イギリスに宣戦布告して、

神風が吹くから日本が勝つ、

というたわ言を繰り返した愚かさを彷彿とします。

 

おバカな首相が戦争を初めて、

日本を滅ぼすのを防止するために、

憲法9条が制定されているのです。


文献

 

1.編集者: Rodolfo Console(Editor),AlexeiNikolaev (Editor)

書名: Earthquakes Induced byUndergroundNuclear Explosions:

Environmental and Ecological Problems

Series: Nato Science PartnershipSubseries:2(closed) (Book 4)

Paperback: 452 pages

出版社: Springer; Softcover reprintoftheoriginal 1st ed. 1995 edition

(November 1, 2012)
 

2.著者 S. K. Guha

書名:Induced Earthquakes

出版社:Springer Netherlands

 

3.John Grue(Editor),KarstenTrulsen(Editor)

Waves in Geophysical Fluids:

Tsunamis, Rogue Waves, Internal WavesandInternalTides

(CISM InternationalCentreforMechanicalSciences)

Series: CISMInternationalCentreforMechanical Sciences (Book 489)

Paperback: 332 pages

Publisher: Springer; 2006edition(November6,2006)

 

4.1996年米国空軍作成

「戦力増強としての気象:2025年までに気象を所持する」

Weather as a Force Multiplier: Owning the Weather in2025