過去に遡るタイム・マシンというのは無理でしょうが、
時間が進行する速度を利用することは可能です。
特殊相対性理論では、
高速で移動する物体(ロケット、人工衛星など)と、
静止している物体では、
時間が進行する速度が異なります。
一般相対性理論では、
重力の差異により、時間が進行する速度が異なります。
このような原理に基づいて、
タイム・マシンを製造することは可能です。
しかし、現代科学ではまだ実現していないでしょうね。
ブラックホールを人工的に製造できるようになり、
更に、ブラックホールで重力を操れるようになると、
ブラックホールを部品とするタイム・マシンは
製造できるようになるのでしょうね。
タイム・マシンの外側は24時間、経過するのに対して、
タイム・マシンの内部は、
24時間1分又は23時間59分、経過するというたぐいです。
最先端技術は、最初に軍事利用されるでしょうね。
核兵器が搭載されたミサイルが、
マッハ10で移動しているとき、
ミサイルが目標に到達する時間が、
1秒の100分の1とか1秒の1000分の1、遅らせるだけで、
ミサイルの迎撃が簡単になるかもしれません。
原理としては、ブラックホールとか重力子を使って、
ミサイルが通過する空間の重力を変えるのです。