ハルビンで安重根記念館が開館、日本は抗議


120 AFP】日本の初代首相で韓国統監の伊藤博文(Hirobumi Ito)が暗殺された中国北東部・黒竜江(Heilongjiang)省ハルビン(Harbin)で19日、暗殺を実行した安重根(アン・ジュングン、Ahn Jung-Geun)の記念館が開館し、日本政府が抗議する事態となっている。
 
同記念館は、事件が起きたハルビン駅に中韓政府が合同で設立した。菅義偉(Yoshihide Suga)官房長官は20日、「安重根はわが国の初代首相を殺害し、死刑判決を受けたテロリストだと認識している」と述べ、「前世紀の事件について一方的な評価に基づき、韓国、中国が連携するような動きは、地域の平和と協力の関係の構築に資するものではない」と批判した。(c)AFP/Felicia SONMEZ

明治38年(1905年)11月に、

第二次日韓協約(韓国では乙巳保護条約と呼ぶ)が締結され、

大韓帝国が大日本帝国の保護国となりました。

 

この条約が締結されたので、

韓国統監府が設置されて、

伊藤博文が初代統監に就任し、

日本は実質的な朝鮮の支配権を掌握したのです。

 

伊藤博文は韓国のトップとなる前、

日本の初代首相を経験しており、

大日本帝国憲法を制定するのに貢献しています。

 

伊藤博文の肖像画は1000円札に描かれたこともあります。

 

韓国人は日本の支配下になったのが不満であり、

一部で武力闘争を開始しました。

 
1909年10月26日、満州ハルビンで、

安重根が伊藤博文を射殺しました。

 

日本政府は、安重根をテロリスト、犯罪者と扱う一方、

韓国政府は、日本と戦ったヒーローと評価しています。

 

戦争、武力闘争に貢献した兵士の評価は、

このように極端に分かれます。

 

例えば、皇帝ナポレオンは、フランスの英雄ですし、

ドイツ人に言わせればドイツを侵略した極悪人です。

 

最近、韓国が歴史認識を問題として、

日本の国際的評判を悪化されています。


その一環として、ハルビンに記念館を設置したのでしょう。

 

現実的な国際政治の対応としては、

日本が記念館の設置に抗議するより、

中国最高指導者、韓国大統領と一緒に、

中国、韓国に駐留している日本大使が式典に出席するのが、

良かったですね。

 

友好ムードを醸成するのが大人の対応です。


備考


2013年1月21日に加筆修正しました。