エジプトで、事実上のクーデター後に修正された憲法案の是非を問う国民投票が始まりました。カイロ郊外では、投票の妨害を狙ったとみられる爆弾テロも起きています。

 

憲法案は、宗教政党を認めないなどイスラム色を弱めた一方、軍の権限が強化された内容です。暫定政府が憲法案への賛成を求める大規模なキャンペーンを展開しています。一方、ムスリム同胞団などの反対勢力は投票のボイコットを呼びかけています。

 

14日にはカイロ郊外の裁判所で、投票の妨害を狙ったとみられる爆弾テロが起きました。しかし、憲法案は賛成多数で承認される見通しで、今後の焦点は大統領選挙に移ります。

 
 

エジプト軍が裁判所をターゲットにして

爆弾を爆発させたのでしょうね。

 

軍隊の権限を強化する憲法改正が無効という判決を阻止すべく、

爆弾で威嚇したのでしょう。

 

軍隊は爆発物を大量に所持していますし、

その使い方を熟知しています。

 

憲法の歴史を振り返ると、憲法の制定、改正に関して、

警察が権限を濫用して、反対派を弾圧したり、

軍隊が権限を濫用して、反対派を攻撃することは散見されます。