金融庁は、みずほ銀行が反社会的勢力との取引の存在を把握しながら、2年以上にわたって適切な対応をしていなかったとして、業務改善命令を出しました。

 金融庁によりますと、みずほによる信販会社を通じた反社会的勢力との取引は、自動車や家電の提携ローンなど約230件で、取引の総額は2億円を超えるということです。金融庁が去年12月に実施したみずほへの検査で発覚しました。みずほは一昨年の12月には事態を把握していましたが、2年以上も適切な対応を取っていませんでした。また、その情報は担当役員のところで止まっていたということです。金融庁はみずほに対し、問題が発生してからの経営責任の所在や、再発防止策などの業務改善計画を来月28日までに提出するよう求めました。みずほは処分に関し、「深く反省し、心からおわび申し上げる。内部管理体制の一層の強化・充実に取り組んでいく」とコメントを発表しています。

コメント

2013年7月7日からTBS「日曜劇場」で、日曜日午後9時から「半沢直樹」が人気を博しています。やはり、テレビ・ドラマの影響で、金融庁が銀行の不正を厳しく取り締まろうとしたのではないでしょうかね。

また、金融庁も不適切な融資を以前から把握していて、放任していたかもしれません。