統合失調症の症状には、自分が考えていることが、
声として聞こえるという症状があります。
例えば、本を読んでいると、眼で追っている文字がそのまま声として
聞こえたりします。
このような現象は、1976年に米国特許3951134号を取得した特殊な機械で起こすことができるので、その説明をします。
この機械はレーダー技術を応用したものであり、
米国特許の図1は下記の通りです。

送信機2がマイクロ波を発生させ、アンテナ14からターゲットの脳10にマイクロ波を照射します。
アンテナ14は指向性アンテナであり、マイクロ波が1つの方向に向かって直進します。
マイクロ波がターゲットの脳10で反射して、反射波になります。
この反射波の大部分はマイクロ波なのですが、少しだけ脳波信号が重ねあわされています。
マイクロ波の周波数は、100メガヘルツ以上であり、
脳波の周波数、0.5ヘルツから30ヘルツと全く異なります。
受信機12がこの反射波を受信します。
そして、受信機12の内部には、電波増幅器16、検出器兼用復調器18などの電子部品があります。
これらの電子部品を使って、マイクロ波を除去して、脳波信号を取り出します。
コンピュータ26が脳波信号から感覚関連電位を抽出します。
計測した脳波信号がコンピュータ26に入力され、
コンピュータ26が、脳にフィードバックするマイクロ波の信号を計算します。
ニューロ・フィードバック・コンピュータ26の設定により、
ターゲットの思考をそのまま声にして、ターゲットの脳内に送信することもできるし、
ターゲットを操ることもできます。
思考化声の方法
ターゲットの脳波信号をそのままフィードバック送信機28に出力し、
フィードバック送信機28が、ターゲットの脳波信号、及び、パルス波形で変調されたマイクロ波をターゲットの脳に照射します。
この場合、マイクロ波が搬送波になります。パルス波形で変調する理由は、パルス波形で変調されたマイクロ波は、人間の頭部に照射されたとき、音声として認識されるからです。
パルス波形のマイクロ波は主にレーダーに使われます。コストが高くなるので、レーダー以外の用途には使われません。
ラジオ、テレビ、タクシー無線などの電波ではコストが安いサイン波形のマイクロ波が使われます。
フィードバック送信機28からは、約200メガヘルツから約6500メガヘルツの周波数の電波が送信されます。
この電波のパルス幅はおおよそ0.1マイクロ秒から32マイクロ秒です。
パルス波形のマイクロ波はマイクロ波聴覚効果という現象を生じ、1962年に米国コーネル大学電磁気学部アラン・フレイ教授が応用生理学ジャーナルという生理学の専門雑誌に論文を掲載しており、その後、再現実験までされています[1]。
自分の思考が、声となって頭の中に聞こえてくるので、
統合失調症の思考化声の症状となります。
また、統合失調症の患者さんによっては、
自分の思考が声となって頭の中に聞こえてくるので、
盗聴器が身体に取り付けられているという妄想を抱くことがあります。
そして、この装置を使っている自衛隊情報科のスパイは、
ターゲットが考えていることが分かるので、
ターゲットの思考を監視することができます。
ターゲットを操る方法
例えば、コンピュータ26は、基準となる脳波信号と計測した脳波信号との差を計算します。そして、この差となる電気信号を脳にフィードバックします。
ターゲットの脳波が、基準となる電気信号に変換されます。
基準となる電気信号の設定により、
ターゲットの思考、行動などを操ることができます。
例えば、全くの別人の脳波信号を基準となる電気信号に設定して、
その別人と同様の行動パターンにすることもできます。
参考文献
[2] 米国特許3951134号については、下記の記事があります。
[3] 特定の個人のみに選択的に音声信号で変調されたマイクロ波を送信するしくみは、追跡レーダーです。
「追跡レーダーの応用;テレパシー装置」という下記の記事に解説しています。
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[4] 音声信号で変調されたマイクロ波を送信するしくみは、
下記の記事に記載されています。