2013年2月27日、水曜日、午後1時30分頃、
東京都千代田区九段南の関東総合通信局を訪問した。
九段下という地下鉄の構内から地上に出て、空を見上げたとき、
屋上に電波塔がある高層ビルを見つけた。
電波塔にはパラボラアンテナ又はレドームが搭載されていたので、
その高層ビルを目指して歩いたら、千代田区役所に到着した。
関東総合通信局は千代田区役所と同一の建物であり、
区役所の上層階にあった。
アポイントなしで訪問したのだが、初老の男性に応対して頂いた。
電波の監理、計測について相談があると告げた。
ビームとして照射されているパルス波形のマイクロ波を
DEURASで計測することを依頼した。
マイクロ波の周波数が、240メガヘルツから6500メガヘルツであること、及び、
ビームから10メートル、100メートル離れたら
電力密度が急速に低減することを伝えた。
DEURASの1つのセンサーがマイクロ波ビームを検出しても、
10~20キロ、離れた別のセンサーはマイクロ波ビームを検出できないので、
マイクロ波の送信機の位置は分からないという趣旨の返答だった。
センサーのある塔の下に、人が移動して、
センサーがマイクロ波ビームを検出する。
その人が塔から移動して、
センサーがマイクロ波ビームを検出しなくなるという事態が想定される。
これだけでは、
マイクロ波ビームが人を追跡していると判別できない。
1999年6月に世界保健機構が作成した
「レーダーと人の健康」という文献に、
マイクロ波聴覚効果が明記されている旨を伝えた。
男性は知っていると返答したが、
相槌代わりに返答したに過ぎないのでは、
と感じた。
また、マイクロ波聴覚効果を示すマイクロ波を検出するのは、
関東総合通信局の業務としてふさわしくない趣旨の回答も頂いた。
自衛隊の基地、駐屯地が、マイクロ波聴覚効果を示すマイクロ波を発射していることを検出した場合、そのような証明書は出せないとも言われた。
総務省が困るからと発言したが、総務省でなく、眼の前の男性には対処できないことを意味しているに過ぎない。
関東総合通信局は、防衛省、自衛隊の無線機、送信機については、
監督していないそうである。
1時間ほどで訪問を切り上げた。