【ニューヨーク=黒沢潤】国連安全保障理事会は12日、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射したことを受けて開催した緊急会合で、北朝鮮を非難する報道機関向け談話を採択し、発表した。
 12月の安保理議長国、モロッコのルリシュキ国連大使が読み上げた談話は「ミサイル発射は(2006年と09年の)対北朝鮮決議に明確に違反すると」指摘。北朝鮮が今年4月にミサイルを発射した後に採択された議長声明も、「さらなる発射をしないように要求していると規定している」とし、近く安保理として相応の措置をとる姿勢を鮮明にした。
 米国のライス国連大使は同日、記者団に対し、「安保理メンバーはミサイルを発射した北朝鮮に対し、何らかの“結果”が伴うとのメッセージを送る必要がある」と述べ、制裁強化に向けた決議採択の必要性を強調。英国のライアルグラント大使もこれに同調し、「挑発行為には、強力に対処する必要がある」と訴えた。
 常任理事国の米英仏や、安保理メンバーではない日本や韓国は早期の決議採択を目指したい考えだ。
 一方、国連外交筋によれば、中国は緊急会合で、いかなる決議の採択にも反対する姿勢を強調した。決議採択には、常任理事国が拒否権を行使しないことが前提となることから、決議ではなく、議長声明が採択されるとの見通しが強まりつつある。

コメント
ちなみに、世界の人工衛星の打ち上げ実績は、
2002年から2011年までの10年間で923個である。

ソース
日本航空宇宙工業会 「23年度宇宙産業データブック」

人工衛星の発射が国連決議に違反することと、
自衛隊が部隊を展開する必要があることは、区別することが求められます。

人工衛星の打ち上げは、世界的には珍しくもなんともなく、
年間92回前後打ち上げられています。

人工衛星の打ち上げに対して、自衛隊が警戒しても無駄です。
飛行機が飛行するのを警戒するのと同様です。

無駄な部隊展開をして、無駄な税金を使っているだけです。

また、北朝鮮に対する警戒心が日本社会に芽生えて、社会が右傾化します。