概算要求の段階ですが、政府の支出を大判振る舞いをしたとき、
累積債務などは大丈夫なのでしょうか。
歳出は100兆円前後であり、歳入は40兆円前後に過ぎません。
GDPに対する累積債務の比率は約170%であり、
財政破綻したギリシャよりこの数字は悪いものがあります。
2012年9月になって、フィッチは、
日本の国債格付けは韓国より下位にしているのですけど。
政府がこれだけ財政支出をしているので、
景気回復をしてもよいのですが、経済成長率は低いものがあります。
ギリシャのような財政破綻を防止するため、
政府がする必要がない業務を削減する必要があるのかもしれません。
概算要求100兆円超 復興費含め過去最大
来年度予算
2013年度政府予算(一般会計)にこの事業を入れてほしいという各省庁からの概算要求が7日、出そろった。要求総額は98兆円ほどになる見通しで、特別会計に移された東日本大震災の復興費を加えると100兆円を超える。震災復興費などでふくれた12年度の要求総額98.5兆円をさらに上回り、過去最大の概算要求になった。
政府が8月に決めた概算要求の基準では、各省の政策に使う要求額を12年度予算より10%削るよう求めたが、野田政権が力を入れる重点3分野(グリーン、ライフ、農林漁業)は最大4倍の要求額を認めたため、要求総額はふくらんだ。
高齢化による医療費や年金など社会保障費の自然増0.8兆円もそのまま要求していいことにした。このため、厚生労働省の要求額は12年度予算より2.9%増え、初めて30兆円を突破した。政権は、このうち約3兆円の生活保護費を年末の予算編成で削る方針だ。
財務省は、過去の借金(国債)返済にあてる「国債費」を12年度より2.7兆円多い24.6兆円と見積もった。概算要求基準では国債費を除く歳出を12年度予算の71兆円以下にする方針だが、国債費を除いた概算要求額は73兆~74兆円になっており、予算編成で2兆~3兆円を削る必要がある。それでも国債費を含めた予算総額は95兆円ほどになり、12年度予算の総額90.3兆円を大きく上回る。
また、震災の復興費は復興増税でまかなうため、一般会計から切り離された。約4.5兆円の見通しだが、年末までに積み増す事業もあり、さらにふくらみそうだ。(座小田英史)