【航洋丸船上】東シナ海に浮かぶ一連の島々が最近数週間、アジアの2つの大国間に横たわる領土問題の最前線として注目を集めている。しかし、1日にボートで島の周辺を訪れた日本の調査団は、中国から受ける脅威よりも、野生のヤギから受ける脅威の方を心配した。
海洋政策の専門家で元債券トレーダーの山田吉彦東海大教授は、航洋丸に乗って東京都の調査に同行した記者団に対し、ヤギが増えて、植物が荒らされる食害が確認されたと述べ、「迅速に行動して、自然を保護する必要がある」と警告した。
(中略)
この島々をめぐる複雑な政治情勢を反映し、調査団は日本政府から調査のため島に上陸することを禁じられた。そのため調査団は、ヤギの存在と、それによる食害とみられる状況を、島の沿岸を航行したボートから確認した。
(以下、省略)