米国の大学院で博士号を取得した後、
ヨーロッパ、中近東、中国を経由して、2か月近くかけて、東京に帰国した。
米国留学を開始したときに、日本から米国に太平洋を横断しているので、
世界を一周したことになる。
イタリア、ポーランド、中国で現地の友人、知人を訪問して、なかなか楽しかった。
ヨーロッパでは、まず、パリに到着した。
パリでは、お気に入りのオルセー美術館(Musee d'Orsay)を訪問した。
日本ではルーブル美術館が有名だが、
モネ、ルノアール、セザンヌなどの印象派の逸品は、
オルセー美術館が収集している。
ルーブルには古典的な名画が飾られているが、
個人的には、ルーブルよりオルセーが好みである。
一日中、滞在しても飽きることはない。
オランジェリー美術館には、モネの睡蓮の連作が飾ってある。
米国留学中に、ニューヨーク近代美術館でモネの睡蓮を堪能したことが、
やはり、本場フランス、パリでモネの睡蓮を鑑賞するのも眼福である。
モネの絵画は、光の描写が見事に美しく表現している。
例えば、モネのルーアン大聖堂の連作は、ボストン美術館で鑑賞したが、
ファサードの光の反射が素晴らしく描かれている。