科学技術は進歩し、今では、フューザーという小型の装置を使って、
自宅の実験室でも核融合が可能になっている。


フューザーでは、真空容器に重水素を入れ、約4万ボルトの電圧をかける。
すると、容器の中の原子がプラズマに引き寄せられ、
その内側で核融合が起き、ほんの少量のエネルギーが生じる。


約4万ボルトの電圧をかけるときには、
現在では市販されていないブラウン管テレビの内部に配置されている
昇圧器という部品を流用できる。


フューザーを使って、核融合で発生するエネルギーは、

核融合を発生するために必要な電力より小さい。



核融合で発生するエネルギーが増加した場合には、

原子力発電所の代わりになるかもしれない。



ウラン燃料、プルトニウム燃料より取扱いが容易で、

放射性廃棄物の問題も少ない。



自宅でも核融合が可能なので、

大型の発電プラントの代わりに、

自家発電が可能になるかもしれない。




自宅で核融合は可能であり、


核融合により爆発する危険は少なく、


米国では高校生が自宅で核融合を成功させている。



しかし、日本国内で、中学生、高校生が夏休みに

核融合の実験はしないのがよいのでしょう。


ところで、米国では高校生が自宅で核融合をする時代なので、

日本の某大手重工が、核融合爆弾を製造して、

防衛省に納品して、防衛秘密に指定しているのではないでしょうかね。


日本では、化学兵器禁止法、生物兵器禁止法は制定されており、

化学兵器、生物兵器については、製造、販売、所持に刑罰が課され、

更に、化学兵器、生物兵器の原料(例えば、毒ガスなど)まで禁止されています。


これに対して、核兵器禁止法は制定されていません。


原子力基本法が非核三原則の根拠条文であり、

平成24年の通常国会で、原子力基本法2条が改正されて、

安全保障の目的が追加されています。



核兵器を製造して、所持しても、原子力基本法には違反しません。



永年に渡って、日本国内で原子力発電所が稼働しているので、

ウラン燃料が核反応により、プルトニウムに変換されており、

プルトニウム爆弾

(原爆の一種、長崎に投下されたのはプルトニウム爆弾)を

製造するためには、十分な量のプルトニウムが製造されています。


核融合をするための重水素は海水から得られます。


日本政府は、核兵器の所持を禁じる核不拡散防止条約を遵守してください。




以下、自宅で核融合を紹介するwired の記事です。




自宅で核融合実験する「フュージョニア」たち(2)



「フューザー」のエネルギー効率は現実的とは言えないものだが、アマチュア研究者だけでなく、プリンストン大学プラズマ物理研究所も実験を続けているほか、標準的な設計のものより10万倍効率が良いという装置を開発した専門家もいる。
 
プリンストン大学プラズマ物理研究所(PPPL)のGoldston教授は、「当研究所でも実験している。『革新的閉じ込め概念』(ICC:Innovative Confinement Concepts)と題するワークショップに年間約2000万ドルを投じているが、(フューザーは)成功していない」と話す。

それでも、フューザーの技術は一部の科学者を刺激し続けているようだ。Robert W. Bussard博士は2006年、標準的な設計のものより10万倍効率がよいフューザーを開発したと発表した。

フューザーカム』(fusorcam)と称して核融合実験のライブ映像を放送する高校生のJimenezくんは「Bussard博士が開いた可能性には誰もが興奮している。同博士はアマチュアによるフューザー作成の気運に最初に火をつけた人物の1人だからだ」と話す。

核融合実現の可能性はほかにもある。1989年、ユタ大学のStanley Pons教授とサウサンプトン大学のMartin Fleischmann教授が、卓上装置による常温核融合の成功を主張したとき、常温核融合の可能性はかなり大きいと期待された。装置もフューザーより単純なほどだった。だが、結局ほかの研究者が実験を再現できなかったことから、騒ぎはほんの数ヵ月でおさまっていった。

PPPLのGoldston教授によると、核融合を持続できる環境として現時点で最も期待されているのは、ITERのようなドーナツ型の核融合炉によってできる巨大な磁場の内部だという。「課題は、経済的な競争力をつけることだ。だいたい2035年には電力を送電線に供給できるようになると考えている」

しかし、この計画は長期に及び費用も巨額になるため、2005年には環境保護団体Greenpeaceが、ITERを「資金のかかる馬鹿げた」解決策であり、長期的にはともかくとして、短期的な影響をこうむっている問題には即時の対策が必要なのだと評した。

Greenpeaceの広報担当者は、「われわれには役にも立たないものをどうこう言っている時間はない。実現するとしても、エネルギー問題にとってはある意味で見果てぬ夢でしかない。気候変動など差し迫った問題があるときに……はるかかなたの夢を追うことが現実的な戦略とは思われない」と語った。

目の前の問題に取り組む活動の必要性は、Goldston教授も否定するものではない。「風車やバイオ燃料の取り組みは続けるべきだ。(同時に)これまでとは革命的に違うエネルギーシステムも手に入れなければならない」とGoldston教授は論ずる。

(以下、省略)