中学生、高校生の年代から、軍事訓練をするのは如何なものか。
 
実物の銃を人に発砲したとき、人が死ぬことになる。
 
一般社会では、人を殺害することは強烈な非難の対象となる。
 
刑法には殺人罪という規定を設けており、
刑事裁判を通じて、人を殺害した行為に対して、
刑罰という制裁を課している。
 
これに対して、軍隊では、銃の操作を学び、銃弾を発射することにより、効率的に人を殺す訓練をしている。
 
単に人を殺すだけでなく、
多数からなるチームが事前に作戦を立てて、
建物を爆破したり、多数を殺害したりする。
 
ハンガリーのように、十代の少年時代から軍隊の世界に身を置いた場合、殺人をしてはいけないという倫理観が希薄となる。
 
軍事訓練を通じて、将来の殺人犯を育てることになりかねない。
 
日本でも、終戦直後は、強盗殺人などの凶悪事件が頻発した。
 
戦場で敵国の兵士を殺害したり、殺害を命じた上官が日本本土に帰国し、日本本土を戦場に変えたのである。
 
一部の保守系政治家が徴兵制を提唱している。
 
徴兵制には、将来の殺人事件を増加するという弊害がある。
 
更に、軍事を通じて、領土問題などの国際紛争を解決してはならず、交渉などを通じて平和的に国家と国家の紛争を解決することが求められる。
 
 
 
 
 

「気分は兵士」子どもたちのサマーキャンプ、ハンガリー

  • 2012年08月09日 15:35 
 
ハンガリーの首都ブダペスト(Budapest)近郊で、地元のビジネスマンが企画した「軍事訓練」のサマーキャンプに参加する子どもたち。

このサマーキャンプは11~21歳までが参加可能。キャンプではモデルガンや実物の銃器を発砲できないように改造したものが使われ、ハンガリー軍兵士の指導のもと、1週間まるで実際の兵士さながらの生活を送る。

写真は「行軍」中に笑顔で振り返る少年(2012年7月23日撮影)。
 
(c)AFP/FERENC ISZA