ベラルーシの領空を侵犯して、爆弾でなく、大量の可愛いクマさんのぬいぐるみを投下した!
 
冗談でなく、実話である。
 
ベラルーシはソビエト連邦共和国から分裂して成立した国家だが、
ベラルーシの対応には、ユーモアのセンスが伺われない。
 
他国の飛行機が領空を侵犯したことを咎めて、空軍司令官を解任している。
 
可愛いクマのぬいぐるみの配布のためなら大目に見てもよいのだろうが、ベラルーシがスウェーデンに抗議し、その対応のため、EU大使の会議が開催されている。
 
 
 
 

「テディベア投下」で外交関係が悪化、ベラルーシとスウェーデン

  • 2012年08月09日 15:36 
 
【8月9日 AFP】スウェーデンの人権活動家が無許可でベラルーシ領空を飛行し、テディベア数百個を投下して言論の自由や人権を訴える抗議行動を行ったことをきっかけに、スウェーデンとベラルーシの関係が急速に悪化している。

 ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(
Alexander Lukashenko)大統領は国境警備責任者と空軍司令官を解任。3日には両国関係の「破壊」を試みたとして、スウェーデンのステファン・エリクソン大使を国外追放した。

 これに対しスウェーデン政府も、エリクソン大使の後任としてベラルーシ側が指名した新大使の承認を拒否するとともに、ベラルーシ人外交官2人の在住許可を取り消し国外退去を求めた。

 ベラルーシ側はさらに8日、スウェーデン外交官全員に8月30日までの国外退去を通告し、スウェーデンとの交渉窓口を閉じると発表した。


(c)AFP/Camille Bas-Wohlert