エジプト軍が、パレスチナ自治区の武装勢力に攻撃を開始し、
エジプトとパレスチナとの間で局地戦が勃発した。

国(エジプト)と国に準ずる統治組織(パレスチナ)との間で、一旦、戦闘が開始すると、
戦況がどのように拡大するのか。
いつまで戦闘が継続するのか予想しがたいものがある。

ところで、日本では、尖閣諸島界隈で、軍事的緊張が高まっている。

仮に、尖閣諸島界隈で、海上自衛隊と中国海軍が衝突した場合、
両国の国民感情に火が付き、収拾がつかなくなる。

海上自衛隊の艦船は、尖閣諸島界隈に近づかないことが望まれる。

同様に、海上保安庁も、尖閣諸島界隈に近づかないことが望まれる。

中国漁船が尖閣諸島界隈で多少、漁をしたとしても、漁獲高はたかがしれている。

この程度のことを取り締まるという小さな利益のために、
国家と国家が衝突して、大きな利益を失ってはならないのである。







エジプト軍、武装勢力20人殺害

 エジプト東部シナイ半島で8日未明、エジプト軍が航空兵力などを動員した武装勢力の掃討作戦を行い、20人を殺害した。エジプト国営テレビなどが伝えた。5日にシナイ半島で国境警備部隊の兵士ら16人が武装勢力に殺害された事件を受け、ムルシ政権が強硬策に出た。
 エジプト軍はガザとの境界付近をヘリなどを使って空爆。地上の対テロ特殊部隊も作戦に加わり、武装勢力の装甲車両3台も破壊したとしている。作戦に前後して、シナイ半島北東部の中心都市アリーシュなど一帯では電気や通信が切断されたという。
 武装勢力について、エジプト当局はイスラム過激派の地元の遊牧民(ベドウィン)と、パレスチナ自治区ガザからの越境者としている。