30年以上、検察官として、被告人を有罪にする努力をした小貫氏が、
刑事裁判で「公正に」判断するわけがない。
 
古巣の検察庁よりに判断するのは明らかである。
 
更に、最高裁判事として人事権を握っているので、
 
無罪判決を書いた裁判官は左遷させることが想定される。
 
検察官が裁判官になる実務は50年以上、続いており、
これらの年月の経過により、検察よりの判例が蓄積している。
 
欧米の司法と比較して、日本の司法は独自に進化しているという評価はできなくはないが、欧米流の人権思想が定着していないことは確かである。
 
立法、行政、司法の三権が独立しているとされているが、
司法は、行政から実質的に独立しているとは言い難いものがある。
 
 
 
 

「謙虚で公正に」 検事出身の小貫氏、最高裁判事就任会見 

2012.4.12 00:36
 元東京高検検事長で亜細亜大教授から最高裁判事に就任した小貫(おぬき)芳信氏(63)が11日、最高裁で会見し、「事実に対して謙虚で、判断にあたっては公正であること。それが必須だと思う」と抱負を述べた。
 5月で施行3年を迎える裁判員裁判を「国民の理解を得て、順調な滑り出しをした。当事者の訴訟技術が私の若いころと比べると格段に進歩している」と評価。また、大阪地検特捜部の証拠改竄(かいざん)事件など古巣の検察の不祥事については「私もいろんな改革に携わった。改革ができるだけ早くできあがり、国民の信頼につながってほしい」と語った。
 小貫氏は中央大大学院修了後、昭和50年に検事となり、宇都宮地検検事正や名古屋高検検事長、東京高検検事長などを歴任。昨年8月に辞職し、大学教授に転じた。福島県出身。