ロンドン・オリンピックで、
バドミントンの8選手が失格した理由は、
日本語では、「無気力試合」と翻訳されている。
 
一方、英語を直訳した場合には、
「試合に勝利するために、
最善の努力(best efforts)をしていない」
と報道されている。
 
"not using one's best efforts to win a match"
 
最初のサービスが打ちそこないでネットに当たるようでは、
いくらなんでもヘタ過ぎる。
 
実は、これが作戦。
 
観客は高額のチケットを購入して観戦しているのにもかかわらず、
バドミントン選手の試合が、観戦に耐えるレベルに達していない。
 
オリンピックは、プロ野球、プロサッカーと同様に
観客に楽しんでいただく娯楽という側面がある。
 
観客から拍手でなく、ブーイングを浴びたので、
娯楽という観点から、選手が失格したのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

バドミントン「無気力試合」の8選手が失格処分

  • 2012年08月01日 22:36 発信地:ロンドン/英国
 
【8月1日 AFP】(記事更新)世界バドミントン連盟(Badminton World Federation)は1日、ロンドン五輪のバドミントン競技で「無気力試合」があったとして、8人の選手を失格処分にしたことを明らかにした。

 関係筋はAFPの取材に対し、「選手を五輪から失格にした」と話しており、韓国ペア2組、中国ペア1組とインドネシアペア1組は、連盟の事情聴取を受けた後に失格処分になったことを明らかにしている。

 失格処分になったのは韓国の鄭景銀(
Jung Kyung-Eun)/キム・ハナ(Kim Ha-Na)組と河貞恩(Ha Jung-Eun)/キム・ミンジュン(Kim Min-Jung)組、中国の于洋(Yu Yang)/王暁理(Wang Xiaoli)組、インドネシアのメイリアナ・ジャウハリ(Meiliana Juahari)/グレイシア・ポリー(Polii Greysia)組の計8人で、「試合に勝利するために全力を尽くさなかった」として非難されていた。

 処分を受けた選手たちは、サービスを意図的にネットに当てたり、シャトルコックを遠くへ飛ばしたりして観客からブーイングを浴びていた。すでに決勝トーナメントに進出を決めていた2組が、1次リーグの順位を操作して弱い対戦相手と当たろうとして、このようなプレーをしたとみられている。(c)AFP