焦点:「一線」を越えたシリア、戦争犯罪として当事者は訴追も
[ジュネーブ 7月14日 ロイター] シリアで昨年に反体制派デモが起きて以来、同国に救援隊員を派遣し、物資などを届けている唯一の国際機関であり、国際人道法の守護者である赤十字国際委員会(ICRC)は、シリア情勢を「内戦」とみなし、当事者は同法を守らなければ、戦争犯罪として訴追される可能性を指摘した。
(中略)
国際人道法は、民間人や元戦闘員を保護するために、戦い方に制限を課している。紛争当事者に軍事目標への攻撃は許可するものの、民間人やその領域への攻撃は禁じている。また、捕虜に対する人道的扱いや負傷者・疾病者への手当てを義務付けている。(以下、省略)
シリアが、非国際的な武力紛争に適用される国際人道法に違反して、戦争犯罪をしている可能性に言及している。
将来、国際刑事裁判所で戦争犯罪を裁くことになるかもしれない。