2012年3月1日、ロシア大統領選挙前、
プーチン大統領が主導して、北方領土は2島返還で解決する可能性が見えた。
2012年7月28日、北方領土問題は相変わらず継続協議である。
1956年の日ソ共同宣言から既に50年以上、経過している。
更に、2012年から50年に渡って、協議するのでしょうかね。
北方領土問題では、過去、50年以上に渡って、多くの外交官、多くの政治家が膨大な時間を会議に費やしている。
そして、何も変わっていない。これでは税金の無駄使いである。
消費税を増税する時代、国家の職務を減らし、国家支出を減らす必要がある。


北方領土問題、次官級協議開始で一致 日ロ外相会談

 玄葉光一郎外相は7月28日、ロシアの保養地ソチでラブロフ外相やプーチン大統領と会談した。両外相は北方領土交渉について「相互信頼のもと静かな環境で進めていく」と確認。そのうえで外交担当の次官級協議を始め、実質的な交渉入りに向けた環境づくりを進めることで一致した。

 玄葉氏は会談でロシアのメドベージェフ首相が7月3日に国後島を訪問したことについて「双方が相手国の国民感情に配慮してものごとを進めていく必要がある」と抗議した。ラブロフ氏は会談後の共同記者会見で「訪問への抗議は受け入れられない。(今後も要人訪問を)控えることはない」と明言。「抗議は正常な対話に必要な雰囲気づくりに役立たない」とも語り、日本の反発は領土交渉にマイナスだと主張した。
 玄葉氏は領土交渉について「野田政権として双方が受け入れ可能な解決策を精力的に交渉していく」と強調。今後、首脳レベル、外相レベル、次官級レベルで協議することを確認した。

北方領土「最終決着させたい」 プーチン首相が会見

 ロシア大統領への返り咲きが確実視されているプーチン首相が1日夜(日本時間2日未明)、モスクワ郊外の首相公邸で朝日新聞の若宮啓文主筆ら日欧などの主要紙編集トップと会見した。日ロの懸案である北方領土問題について、柔道家として「引き分け」という日本語を使い、相互に受け入れ可能な妥協点を探り、「最終決着させたい」と表明した。
 プーチン氏が日本について本格的に語るのは、2009年5月に首相として訪日した時以来となる。大統領1期目の00年9月には、ロシアの最高指導者として初めて、歯舞・色丹の2島引き渡しに言及した1956年の日ソ共同宣言の有効性を認めている。
 プーチン氏は、この日も56年宣言に言及し、「我々はゴルバチョフ・ソ連大統領が遂行を拒否した56年宣言に戻る用意をしたが、日本側が『四島』を言い出して全てが最初の地点に戻った」と指摘。その上で、「我々が前進できるような接点が見つかることを期待する」と述べた。
 さらに、「日本との領土問題を最終決着させたいと強く望む」とも主張。解決策は、貿易や投資といった経済分野などの相互協力を拡大する中で見つかるとし、領土問題が後ろに引っ込むような状況が必要だと強調した。