Wired という軍事技術を含めた技術に強いネットマガジンに、2008年に「神の声」兵器が紹介されています。イラク戦争で、「神の声」兵器が投入されたようです。
 
引用開始
 
 
超音波を利用して、ターゲットを絞った特定の対象だけに音を聞かせる技術が実用化され、広告板にも利用されている。マイクロ波を利用すると脳の中で声が聞こえる現象もある。「神の声」を聞かせて敵をかく乱する兵器も実用化されているのかもしれない。
 
(中略)
 
 
音を特定の方向に指向させる技術のさらに上を行く技術が、マイクロ波聴覚効果(フレイ効果)として1960年頃から知られている技術だ。[マイクロ波を(レーダーのように)パルス波形にして人に照射すると、音を聞く事ができる現象。通常の音波が聞けない聴覚障害者でもこの音は聞こえるとされる。瞬間的なエネルギー吸収によって組織がわずかに熱膨張して弾性波が生じ,これが聴覚器官によって感知される現象とされる(PDF)。]このマイクロ波によって作り出される音は、頭の中から発せられたように聞こえる。ブルックス空軍基地でマイクロ波に関する極秘の研究が進められているという噂が絶えないが、米空軍は頑固に口を閉ざしている。

このようなことを考えてくると、「神の声」兵器や「アラーの声」兵器のことを考えずにはいられない。真実なのか? それとも、でたらめか? ある防衛関係の記者から聞いた話によると、アラーの声が聞こえるだけでなく、アラーの姿がホログラフィーで頭上に見えるという(アラーの外見は誰が決めるのだろう?)。
 
引用終了
 
 
第一次世界大戦中、イギリス軍が当時、開発されたばかりの新兵器である戦車を西部戦線に投入し、ドイツ軍との戦闘で圧倒的、優位に立った。
 
イラク戦争においても、米軍が神の声兵器を投入し、イラク兵士の戦闘能力を奪ったそうである。
 
神の声兵器は、MEDUSAとも呼ばれ、レーダーを応用した対人兵器である。
 
マイクロ波聴覚効果は第二次世界大戦中にレーダー基地でレーダーアンテナの近くを歩いている兵士が経験したことである。当時のレーダーは最先端技術であり、マイクロ波聴覚効果は秘密にされ、1962年にコーネル大学アラン・フレイ教授が応用生理学ジャーナルに投稿するまで秘密が維持された。
 
神の声兵器、MEDUSAは、レーダーにマイクを接続した電子機器であり、レーダーとマイクとの間に、マイクの音声信号に基づいて、レーダーパルスが発射するタイミングが制御する変調器が挿入されている。
 
この仕組みは米国陸軍が情報公開しており、wiredという上記雑誌が別の記事で紹介している。
 
また、この仕組みを分かりやすく解説しているのが、
「幻聴の秘密 その4」、「幻聴の秘密 その6」
という下記のヤフー知恵ノートである。
 
 
 
神の声兵器では、マイクに向かって、自衛官が「私は神様です」と発言し、神を演じるのである。
 
神の声兵器は、マイクロ波パルスをビームとして発射して、被害者の頭部に発射する。被害者は、自衛官がマイクに吹き込んだ会話を聞くことになる。
 
ところで、日本の防衛省、自衛隊は、神の声兵器を戦場でなく、平和な時代に一般国民に対して秘密裏に濫用しているのが問題である。
 
自衛官が神の声兵器、MEDUSAを使って、マイクロ波パルスを被害者の頭部に発射して、被害者の頭の中にマイクに吹き込んだ音声を聞かせる行為は、傷害罪となる。
 
防衛省、自衛隊は犯罪行為を情報公開することなく、秘密にしている。
 
しかし、米国の軍隊が情報公開をしたので、神の声兵器、MEDUSAを隠し切れなくなっている。
 
自衛官の犯罪行為が警察、検察の捜査により摘発されるのは時間の問題である。