第6章 誘導電動機 6.4 L型等価回路による特性計算

 

 電験三種の誘導電動機の特性計算に関する問題では、始動補償機器という機器を介在させることがあります。

 

 この始動補償器は、次のイラストのように単巻変圧器をY型に結線し、電源と誘導電動機の間に介在させて使用されます。

 こうすることで、電源電圧をX%まで降圧させて(これを「X%タップを選択する」とも表現するようです)、誘導電動機に印加することが可能になります。

 

 過去には、この始動補償器に流れる電流や、電動機のトルクがXを用いてどのように表現されるのかを問う出題もされているようです。

 

 また、このイラストの電動機の部分には、以下の記事で示唆しているとおり、誘導電動機の等価回路がY型またはΔ型として挿入されることになります。

誘導電動機の等価回路は、Y結線なのかΔ結線なのかという疑問 | 電験三種向け 発電機・電動機・変圧器の解釈 (ameblo.jp)

 

詳しい解説は本書に記載されています↓

電験三種向け 発電機・電動機・変圧器の解釈 - 基本原理から公式の詳細 - | パテレクト (patelect.base.shop)