こんにちは。

「介護士と不動産屋さん、二足のワラジ」ぱちゅりあんです。

 

高齢化の進んでいる我が国では認知症状のある方が

ある程度いらっしゃることは周知の事実。

 

そんな認知症状のある方と毎日接していると

認知症状のある方の気持ちって

どんなふうなのだろう、、、

そんなことを考えることがあります。

 

おもしろい本を見つけました。

「認知症世界の歩き方」

 

 

 

認知症の方の視点で書かれているので

「なるほど、そんな風に思っていたのか」

「そんな風に感じていたのね・・・」

など、認知症状のある方の戸惑いや

行動について、腑に落ちることがあって

興味深く読み終えました。

 

この本を読んで思い出した女性がいます。

 

その方は当時、85歳のMさん。

十年以上前にご主人を亡くして以来

自宅に一人住まい。

お子さんはいらっしゃいません。

初めてお会いした時

杖歩行ではありましたが、お元気そうに見受けられ

笑顔が素敵でハツラツとした方という印象。

 

「最近、物忘れが激しいので老人ホームに入りたい」

そうおっしゃって、私のところへご相談にみえました。

 

優しい笑顔でチャーミングなおばあちゃま。

困りごとをたくさんお話しくださいました。

 

主な不安材料は

・買い物に出かけて、帰り道がわからなくなった

・料理の手順があいまいになってきたので

 最近はうどんばかり食べている

・友達との約束をすっかり忘れている、、、というより記憶にない

・いつか台所で火事をおこしてしまうのでは、、、と不安

などなど。

 

「ひと様に迷惑をかける前に自分で選んで老人ホームに入りたい」

そう言ってご相談に見えたMさん。

 

このおばあちゃまの笑顔が

この先、鬼の形相に変わるなど

この時の私は想像もしていなかったのです。