前回は、単独の体質としては
最も病気になりやすいルンについて書きました。


ただほとんどの人は、ルン(風の元素)、ティーパ(火の元素)、ペーケン(地と水の元素)のいずれか二つの組み合わせの混合タイプです。

一番いいのはこの3つの体質をバランスよく持った体で、
それは、環境に適応しやすく、食べ物も消化しやすく、精神的なバランスもよい為、健康で長寿ということになります。

酒も煙草も嗜んで、病院も薬も大嫌い、好きなことして大往生という人もいれば、ストイックに運動もし、食事にも注意を払い、健康診断は欠かさないという人が若くして突然亡くなったりしてしまう。
非常に理不尽なようですが、合わない生活習慣を自分に強いていると、そのようなことがあります。
自分の体を知ることで、無理せずその人なりの健康な人生を過ごすことは可能なのです。

理想は、出来るだけ3つの体質をバランスよく持てるよう近づけたいものですが
今の自分の体質を理解し、取り込んだ方がいいもの、避けた方がいいものを知ることが、健やかで穏やかに生きることが出来る最良の道だと思います。


今日は、ティーパ(火の元素)について書きましょう。

ティーパはその元になる元素の性質通り、体の中の熱を生み出す働きです。血液の色、体液の色など、体の中の色を生み出す働きもティーパによるものです。
勇気、自信、やる気などもティーパが影響する為、これらが湧き出る時は、ティーパが活発に作用している証拠となります。

ティーパと関係の深い臓器は肝臓や胆嚢です。
肝臓は解毒の働きで知られている臓器ですが、熱を生み出す臓器として非常に重要な役割を担っています。
ただ、チベット医学では体温と深くかかわっているのは、胃だとみなします。
特に氷水を空腹時に飲むという行為は、胃の熱を破壊し、体のバランスを崩してしまうよくない行為です。
水を飲むなら常温や白湯で飲むようにしましょう。


世代で言うとティーパは青年時代、季節では秋、一日の時間帯では日中と夜中が優勢です。

ティーパの性質を強く持つ人の特徴は
髪が褐色の人、肌の色味は赤みがかっていたり黄色がかっています。
左脳派で、頭の回転も早く切れ者ですが、忘れっぽいところもあります。また、自尊心が強く、感情が顔色に出やすく、体温は高めで、体格もどちらかというと大きめです。
甘いものや冷たいものを好み、消化が早く空腹になりやすい性質があります。


ティーパの性質を強く持つ人に合う生活環境は、川などの水のほとりや涼しい場所でゆったりと過ごすことで、日光浴などは向きません。ティーパの人は日光浴によってトラブルを起こす可能性があります。


ティーパの症状には発汗療法、冷水浴、鍼などが効果的です。
オンドルのような、温泉地にある温浴施設や、岩盤浴、サウナや
水泳などがあげられるでしょう。

食生活に関しては、冷たい性質を持ったものが向いています。
肉でいうと豚肉。(牛肉・羊肉・鶏肉・魚は温かい性質です。)
ほとんどの野菜は冷たい性質ですが、
ニンニク、生姜は温かい性質の為、ティーパの人には向きません。

ティーパの性質に人は、どうやら熱をコントロールすることが
健康に過ごせる秘訣の様ですね。

次回はペーケン(地と水の元素)について述べましょう。



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