5月の本② | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、バイクが熱すぎるバードです。

夏乗れないぞ!!いや、マジで。

では、続きです。

 

 

「脳の中の時間旅行」  クラウディア・ハモンド

・自殺した人の遺書からは殆どが分からない。

’59にLAの郡検視官のオフィス保管室で遺書の束が見つかって研究したが。

一人称が多い位で遺族に説明出来る様な内容ではないそうな。

まあ、遺書を書く人自体が1/3位らしい。

・ハチドリは唯一後ろ向きに飛べる鳥。

そして、時間の経過が分かるらしい。

花の蜜が20分で再び充填されるのを解っている。

これを10分に変えても、ちゃんと10分待つらしい。

・アウグスティヌス告白より、

「過去と未来は精神的構造物なので、

”現在の窓”を通してしか見る事が出来ない。」

・ドライデン曰く「(人生は)二つの永遠と言う闇を裂く光」

大昔、ダーツバーのマスターが永遠と永久の違いを

ベロベロに酔って、どこが違うのかを自分に訊いてきたのを思い出した。

何と答えたかは忘れたけど・・・、その人は闇の世界に行った。

・ノスタルジア、1688に医師のヨハネス・ホーファーが考案した造語。

故郷を遠く離れたスイス傭兵に見られた困った症状を表したもの。

傭兵達は涙を流し、食事も取らなくなり、自殺しようとする、そういった症状を表した。

原因は不明で、スイスとの気圧の変化で脳内の血流が増えたから?とか。

カウベルが山中に響いているので脳細胞と鼓膜を傷つけているからとか。

現在ではちょっと意味合いが変わってきている。

・セーレン・キルケゴール曰く、

「人生は後ろ向きにしか理解できないが、前向きに進むしかない。」

・成人の記憶は15~25歳の時が多い。理由は脳の発達の完成、

自画の模索、新しい経験とか。

とても面白い本でした。

生物が誕生する前から時間は存在しているので、

DNAもそれに合わせて進化している(合わせている)途中なのかもしれない。

それにはあまりテクノロジーは関係してないだろうな。

 

 

「狂った世界」  百田尚樹

自分を見つめなおす為の本です。

この人の意見に対してすべて反対意見を考えます。

譬え、同意見でも反対意見を考える。そうやって自分を見つめなおします。

その為にはちょうどいい本です。皆様も使ってみたら。

 

 

「沈む祖国を救うには」  内田樹

何か上の本に似ているな。

元々コスモポリタンの自分には祖国って考えが余りない。

それに、経済より教育と言う人をやっぱり信じなくちゃいけないよね。

 

 

「日本トンチンカン悪者列伝」  北岡俊明

物凄い偏見で成り立っている。

反面教師として書いているのなら普通、本気ならば作者が一番トンチンカンだろう。

自分が習った大学にはこんな教授は居なかった。

どちらかと言うと、その頃の(捻くれた)自分の方がこの作者に近いか?

上二冊と同じで、これ見て「ウンウン、そうだ!」

と、思う人には関わりたくないですね。

 

 

「ブロークン・ブリテンに聞け」  ブレイディ・みかこ

・英、貧困区の無料託児所責任者曰く、

「貧困と暴力には関係が無いと言う人は無知か、

または政治的イデオロギーが強い人です。

そう言う人達がこの託児所に働きに来ると、すぐ絶望して辞めていく。」

イギリスに住む日本人女性。

上の三冊より、こっちの方がよっぽど面白い。

現状を見て判断するのに偏見が無いからだ。

 

 

と、まあ一応先月も10冊読みました。

当りは、時間旅行の本。

生きている内はこの時間に乗っかってますからね。

少しは知りたいと思いますよ。