この前の話です。
今年になって奥さんを亡くされた大先輩の同僚。
こんな事があったと話してくれました。
「国勢調査の調査員になって下さいと手紙が来た」と。
もちろん亡くなった奥さん宛にです。
この時点でかなり怒っていました。
今から電話を掛けると、隣でそのコールセンターに電話をかけます。
そこでは、この番号ではなくて、この番号にかけて下さいと回されます。
で、次にかけた所で同じように、この番号にかけて下さいと言われます。
この時点で同僚はかなり怒っていました。
まあ、一番目の電話の時点で声が怒っていました。
温厚な人なんですが。
「じゃあ、ちょっとお訊きしますが。
この手紙のあて名の妻は既に亡くなっているんですよね。
どうすればいいんですかね?」と、訊きます。
怒ってるけど、冷静な口ぶりで話します。
ある意味本当に怖い喋り方です。
ここで相手の態度が豹変して、「こちらの方で手続きをします」と、言いだします。
無茶苦茶です。
その電話口の部署でも出来る事を、
他の部署に回していると言うのが明らかになります。
同僚はかなり頭に来ていましたが、冷静に対処していました。
で、電話を切ってから。
「カミさんに、あの世で調査しろって言うのか?
じゃなければ、生き返らせろよ」と、吐き捨てます。
隣で聞いていて、とっても気分が悪く話でした。