12月の本 | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、オリンピックに出たあの人たち。

いつまであの服を着るんだろう?

多分世界中で日本だけだろうな、こんな罰ゲーム。

喜んでやってるとしたら、変わりもんだな。

いったい何着持ってるのかね?

では、先月読んだ本です。

 

 

「奪還」  城内康伸

太平洋戦争後に北朝鮮に残された在留人の帰還の話。

一番活躍したのが、特高とかに目を付けられていた共産主義者と言うのがみそ。

満州の方からも逃げて来るのでとても大変とかでは言い表せない話。

ここでも国家はあらゆる事を強要するが。

結局、大事な時には市民を守らないと言う典型例が見える。

 

 

「人はなぜ物を欲しがるのか」  ブルース・フッド

・インドでは持参金目的の為の妻殺しが2012~15の間で

2万5千件以上あったそうな。

・「悪がはびこる為に唯一必要なのは、善良な人が何もしない事である」

・デュシャンの泉

本体は現存していなくて、1917年に撮影された写真のみ。

レプリカが100万ドル以上で売られている。

・アメリカでは、トランクルームがマクドナルドの数より多い。

どうりで不払いのトランクルーム競売の番組が出来るはずだ。

・北海道民は西部開拓民と同じように、独立性と自己注目度を求める傾向がある。

この本は寄贈本でした。偉いぞ!凄いぞ!寄贈者!!

 

 

「悪癖の科学」  リチャード・スティーヴンス

・嫌な事があった時に、悪態をつく事で痛みや怒りが和らぐ。

皆さんもこれからも柱の角に足の子指をぶつけた時とかは「○○○○!!」と叫ぼう。

○○○○には好きな悪態の言葉を入れてね!

・マザー・テレサ曰く「世界にはパンで飢えてる人より、愛と理解に飢えてる人の方が多い」

・臨死体験の実験で、病院の治療室の天井に文字を書いた板をぶら下げていた。

部屋の上空からしか見えないと言う訳だ。

で、臨死体験者に「なんて文字が書いていましたか?」と、訊いても。

いつもある、俯瞰からの景色の事を言う人は居たが、文字を読んだ人は居なかった。

科学者と言うのはとんでもない事を思いつくと言うか考えると言うか。

 

 

「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか(上・下)」  増田俊也

・ブラジル移民で一回目の笠戸丸で渡った791人。

一年後同じ農園に居たのは191人。残りは死んだか逃げた。

現代の奴隷制度そのものだったようだ。

尋常じゃない修練と執着の話。

本人の木村氏は結構ケセラセラの人だったみたいだが。

読んでいると、力道山が殺されて当然の人みたいな気がしてくる。

後、講道館が権力を持つための裏工作とか、読んでいて嫌になる。

あらゆる組織は時と共に腐敗していくの典型例。

木村氏は兎に角半端なく強かったらしい。

どこかの雑誌でコミック化されていたが、途中で諦めて。

本の方に鞍替えしました。

 

 

熊本出張時はずっと木村本を読んでいた。

兎に角長いんだよ!!

当りは今月は有って、「欲しがる」と「悪癖」はかなりの当り本。

さあ、明日から働こう。

本読みながら。