職人列伝 ニタリ編 | 魚のハリセンダンス

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ウソだらけです

どうも、疲れています。

朝早い。物理的に無理な作業。

天井内に潜る。当然暑い。

等々、キッツイです。

 

そんな中で、史記を読み続けました。

と、言う訳で。

私も亡き司馬遷先生にあやかって、

面白い職人さんを列伝にしていこうと思います。

業種は特に書きません。

同じ現場に居る職人さんです。

 

 

で、一回目は明日行く現場で会った職人さん。

年齢は60代?当然男性。と、書いたらいけない世の中か?

 

その時、自分は狭っ苦しい所に入って作業をしていました。

で、おじさんが私が入ってる所の前を通る時。

目が合い、ニタリと笑うんです。

「なんで俺、笑われないといけないの?」

それが二回続いて。

三回目に、「電気屋とガス屋が来る前にやってるんだね?

大変やね~~~」と、おじさんは言いました。

「そうなんすよ、見ての通り今やっておかないとさらに大変になるけね」

と、返事しておきました。

話しかけられたので、まあ悪気は無いんだなと思いました。

大体皆他者の作業を憐れんで見るものです。

 

 

で、私の作業が終わり。

1階に降りていくとそのおじさんが居ました。

かなりぐったりして・・・。

「おじさん、疲れきっとるやん!あれから、ガス欠になったん?」と、訊くと。

「なった…。」

「でも、そんなトイレの隣に座らんでも、俺トイレ行き辛いやん」と、言うと。

「いや、もう動きたくない」と、返事が。

 

 

その時バードが思ったのは。

「疲労は、臭気より猛し」

元ネタは探してください。史記じゃないけどね。