10月の本② | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、出張はきついもんですね。

 

で、本の続きです。

 

「バカの災厄」  池田清彦

・人は捕まり立ちをすることにより。

上から見て違うものを同じものと認識する。

それは言語中枢の発達に大きく関与する。

・8歳まで会話が無いと、言語をつかさどるシナプスが死滅して。

以降は一切復活しない。喋ら(れ)ない大人が出来上がる。

・動物でも今まで誰も試みなかった事をするのは大概若いオス。

ボスは絶対しない、死んでも群れにあまり関係ないものがする。

・女性用の立ち小便器がアメリカで出来た。

モニターにも評判がよく、売りだしたが当然売れなくて。

造っていた会社はつぶれた。

出張先の待ち時間でアッと今に読めた。

これぞ新書。日本の落ち目を堂々と書くその気持ちよさが良かった。

 

 

「キリング・ザ・ライジング・サン」  ビル・オライリー

・太平洋戦争で死んだ米兵は帆布に包まれて、

使用済み薬莢に繋がれて海中に投じられる。

浮かんでこない為に。

・トルーマンは10才の頃からピアノを弾いている。

モーツァルトやベートーヴェンは空で弾ける。

・日本空襲を指揮したカーティス・ルメイは

B-17で一番機や危険な任務に率先して立候補した。

その彼が司令官になると、恐怖心に駆られて

任務を拒否するものは軍法会議にかけた。

・オッペンハイマーは、戦争が始まる前に友人への手紙に

「私には好きなものが二つある、物理学と砂漠だ。

この二つに接点が無いのが残念だ。」

マンハッタン計画で、この二つが結びついた。

その彼は、原爆の事を「新製品」と呼んでいた。

・「ミズーリ州出身」と言う事は疑い深いと言う事で、

「証拠を見せろ」と言う意味らしい。

・マッカーサーと天皇の会談は11回行われた。

・東条英機は巣鴨プリズンで新しい入れ歯を要求した。

アメリカ人はこれにモールス信号で

「パールハーバーを忘れるな」と刻み込んだ。

この本は面白かった。

他にも新しい情報が沢山あり、読み応えありました。

日本人が読むべき本ですね。

永遠の0読むより断然こっち。

まあ、永遠の0は読もうとも思いませんけどね。

 

 

この2冊はお勧めしますよ。

上の新書は40分で読めます。

簡単に普段に使える話題が書いてますから。お気軽に。

下の本は、ちょっと力が要りますが。楽しい本です。

ルーズベルト後のトルーマンの苦悩が見えます。

 

さて、もうそろそろ年100冊のノルマの為、

色々調整して本を探すか。