どうも、出張はきついもんですね。
で、本の続きです。
「バカの災厄」 池田清彦
・人は捕まり立ちをすることにより。
上から見て違うものを同じものと認識する。
それは言語中枢の発達に大きく関与する。
・8歳まで会話が無いと、言語をつかさどるシナプスが死滅して。
以降は一切復活しない。喋ら(れ)ない大人が出来上がる。
・動物でも今まで誰も試みなかった事をするのは大概若いオス。
ボスは絶対しない、死んでも群れにあまり関係ないものがする。
・女性用の立ち小便器がアメリカで出来た。
モニターにも評判がよく、売りだしたが当然売れなくて。
造っていた会社はつぶれた。
出張先の待ち時間でアッと今に読めた。
これぞ新書。日本の落ち目を堂々と書くその気持ちよさが良かった。
「キリング・ザ・ライジング・サン」 ビル・オライリー
・太平洋戦争で死んだ米兵は帆布に包まれて、
使用済み薬莢に繋がれて海中に投じられる。
浮かんでこない為に。
・トルーマンは10才の頃からピアノを弾いている。
モーツァルトやベートーヴェンは空で弾ける。
・日本空襲を指揮したカーティス・ルメイは
B-17で一番機や危険な任務に率先して立候補した。
その彼が司令官になると、恐怖心に駆られて
任務を拒否するものは軍法会議にかけた。
・オッペンハイマーは、戦争が始まる前に友人への手紙に
「私には好きなものが二つある、物理学と砂漠だ。
この二つに接点が無いのが残念だ。」
マンハッタン計画で、この二つが結びついた。
その彼は、原爆の事を「新製品」と呼んでいた。
・「ミズーリ州出身」と言う事は疑い深いと言う事で、
「証拠を見せろ」と言う意味らしい。
・マッカーサーと天皇の会談は11回行われた。
・東条英機は巣鴨プリズンで新しい入れ歯を要求した。
アメリカ人はこれにモールス信号で
「パールハーバーを忘れるな」と刻み込んだ。
この本は面白かった。
他にも新しい情報が沢山あり、読み応えありました。
日本人が読むべき本ですね。
永遠の0読むより断然こっち。
まあ、永遠の0は読もうとも思いませんけどね。
この2冊はお勧めしますよ。
上の新書は40分で読めます。
簡単に普段に使える話題が書いてますから。お気軽に。
下の本は、ちょっと力が要りますが。楽しい本です。
ルーズベルト後のトルーマンの苦悩が見えます。
さて、もうそろそろ年100冊のノルマの為、
色々調整して本を探すか。