どうも、もう12月ですね。
一か月も残り一年となりました。
間違えた。一年も残り一か月ですね。
もう、年月なんてどうでもいいんです。
寒くなければどうでもいいんです。
では、先月読んだ本です。
「八つ墓村」 横溝正史
シリーズを全部読んだわけではないが、
これが一番面白いのでは?
金田一耕助シリーズと言うより、
冒険活劇!と、言った感じ?
「ノーベル文学賞が消えた日」 マティルダ・ヴォス・グスクヴソン
#MeToo運動のスゥエーデン版の運動ですが。
女性を食い物にしていた、スウェーデンの文学アカデミー員の夫兼、
文学&芸術サロンの有力人物のフランス人男性の話。
何処にでも詐欺師は居るね~~と言う感じで。
芸術の崇高さを求める運動・チームも。
時とともに当然の如く腐敗していくと言う感じ。
スウェーデンの文学アカデミーの醜聞の本です。
「人体大全」 ビル・ブライソン
・人間は59の元素から出来ている。
・人間は37兆2千億個の細胞で出来てるらしい?
・「美しさは皮一重に過ぎないけど、
醜さは骨の髄まで達する」ドロシー・パーカー
・ニキビのAcneはギリシア語のAcme
「賞賛すべき優れた功績」から取られた。
何故かは不明???
・体重の2%の脳がエネルギーの20%を使っている。
・カプサイシン(例の辛い奴)が存在するのは、
哺乳類に食べられて種が嚙み砕かれてしまう為。
鳥類だと消化できずに分と一緒に出て発芽できるから。
・初めての人類と言われるルーシーは、
身長108cm、体重27㎏。
・子供は汗腺が発達していない為、
暑さより寒さの方に耐性がある。
熱い車中で亡くなる要因の一つ。
・癌研究所の役員がたばこ会社の偉い人で。
研究所でタバコ以外の癌の要因を必死で探させた。
・ハンセン病、ペスト、結核、発症チフス、ジフテリア、
はしか、インフルエンザはヤギや豚、牛その他の動物から
人間に移された、家畜が人類最大の失敗と言う人も居る。
久々の当たりの本でした、
ユーモアにあふれてる本で、やっぱり外国の人が書いたもので、
早川書房が訳してる科学SF本は当たる確率が高い。
「児童養護施設、施設長殺害事件」 大藪謙介・間野まりえ
国の無策はこういう所に現れる。
やる事の順番を間違ったら、こういう結果に。
動物より、人を救わないと。
「ナチの子どもたち」 タニア・クラスニアンスキ
子供には罪は無いが、罪は着けられる。
とんでもない量と数の罪だから、大変という話。
もう、振り切るしかないか?
「タンネンベルク作戦の謀略・・総統は開戦理由を必要としている」
ハイナー・リヒテンシュタイン& アルフレート・シュピース
WWⅡに突入する為に、ポーランドとの国境に
いさかいを造ろうとしたナチの謀略の話。
SS(親衛隊)が主導する作戦ですが、
国防軍にやらせるだけの力がナチにはまだなかっただろうな。
ただ、SSもなかなか上手くやっていないのは、
実力がまだ十分じゃなかったんだろうな。
フランツ・オニオク。WWⅡ最初の戦死者。
この作戦に使う為に、囚人から選ばれて。
死体にされて、現場に置かれた。
なかなかハードな一月分でしたが。
「人体大全」は本当に当たり。
こう言うのが続けばいいですが、
中々当たりは選べない、読書は難しいよ。