11月の本 | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、もう12月ですね。

一か月も残り一年となりました。

間違えた。一年も残り一か月ですね。

もう、年月なんてどうでもいいんです。

寒くなければどうでもいいんです。

 

では、先月読んだ本です。

 

 

「八つ墓村」  横溝正史

シリーズを全部読んだわけではないが、

これが一番面白いのでは?

金田一耕助シリーズと言うより、

冒険活劇!と、言った感じ?

 

「ノーベル文学賞が消えた日」  マティルダ・ヴォス・グスクヴソン

#MeToo運動のスゥエーデン版の運動ですが。

女性を食い物にしていた、スウェーデンの文学アカデミー員の夫兼、

文学&芸術サロンの有力人物のフランス人男性の話。

何処にでも詐欺師は居るね~~と言う感じで。

芸術の崇高さを求める運動・チームも。

時とともに当然の如く腐敗していくと言う感じ。

スウェーデンの文学アカデミーの醜聞の本です。

 

「人体大全」  ビル・ブライソン

・人間は59の元素から出来ている。

・人間は37兆2千億個の細胞で出来てるらしい?

・「美しさは皮一重に過ぎないけど、

醜さは骨の髄まで達する」ドロシー・パーカー

・ニキビのAcneはギリシア語のAcme

「賞賛すべき優れた功績」から取られた。

何故かは不明???

・体重の2%の脳がエネルギーの20%を使っている。

・カプサイシン(例の辛い奴)が存在するのは、

哺乳類に食べられて種が嚙み砕かれてしまう為。

鳥類だと消化できずに分と一緒に出て発芽できるから。

・初めての人類と言われるルーシーは、

身長108cm、体重27㎏。

・子供は汗腺が発達していない為、

暑さより寒さの方に耐性がある。

熱い車中で亡くなる要因の一つ。

・癌研究所の役員がたばこ会社の偉い人で。

研究所でタバコ以外の癌の要因を必死で探させた。

・ハンセン病、ペスト、結核、発症チフス、ジフテリア、

はしか、インフルエンザはヤギや豚、牛その他の動物から

人間に移された、家畜が人類最大の失敗と言う人も居る。

久々の当たりの本でした、

ユーモアにあふれてる本で、やっぱり外国の人が書いたもので、

早川書房が訳してる科学SF本は当たる確率が高い。

 

「児童養護施設、施設長殺害事件」  大藪謙介・間野まりえ

国の無策はこういう所に現れる。

やる事の順番を間違ったら、こういう結果に。

動物より、人を救わないと。

 

「ナチの子どもたち」  タニア・クラスニアンスキ

子供には罪は無いが、罪は着けられる。

とんでもない量と数の罪だから、大変という話。

もう、振り切るしかないか?

 

「タンネンベルク作戦の謀略・・総統は開戦理由を必要としている」  

ハイナー・リヒテンシュタイン& アルフレート・シュピース

WWⅡに突入する為に、ポーランドとの国境に

いさかいを造ろうとしたナチの謀略の話。

SS(親衛隊)が主導する作戦ですが、

国防軍にやらせるだけの力がナチにはまだなかっただろうな。

ただ、SSもなかなか上手くやっていないのは、

実力がまだ十分じゃなかったんだろうな。

フランツ・オニオク。WWⅡ最初の戦死者。

この作戦に使う為に、囚人から選ばれて。

死体にされて、現場に置かれた。

 

 

なかなかハードな一月分でしたが。

「人体大全」は本当に当たり。

こう言うのが続けばいいですが、

中々当たりは選べない、読書は難しいよ。