1月の本② | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、バイク日和なのにバイクに乗らない。

このストイックさ。

緊急事態宣言の申し親爺ですね。

昨日街中での仕事、宣言らしさが全く見えない午後でした。

では、続きを。

 

「戦場」  亀山亮

日本人カメラマンの話。

実は、国境なき医師団の前に読んだ。

そうしたら、医師団の本の方が浅く見えてね~~。

どうしようもない現実を見てる人は諦めてると言うか、

人生に線を引かなきゃ、その後は生きていけないのね。

 

 

「ナチスと精神分析官」  ジャワ・エル=ハイ

・米パイロットがゲーリングを乗せて飛んでいる時、

「ジェット機の開発をし始めてのはいつ?」と、訊いたら。

「手遅れになってから」と、言って笑った。

・ナチの捕虜は自分で房の掃除をさせられた。

リッペントロップは下手で、

カイテルは軍隊仕込みの徹底さで巧かった。

・ヘスでなくゲーリングを後継者に選んだ理由の一つは。

ヘスの家具の趣味が悪かったと言うもの。

・米ドル札にナチ高官のサインを書かせる看守がいた。

ヘスにドル札を渡すと快諾して房の奥に引っ込み、

兵にほほ笑み、お辞儀をしてから

ドル札を細かくちぎって窓から捨てた。

そして、もう一度兵にほほ笑み。

「我々ドイツ人のサインは貴重なんだ」と、言った。

思っていたより面白かったが、

後半はナチスの人ではなく、精神分析官の話になる。

その彼も、ゲーリングと同じ青酸カリで自殺。

話は変わりますが、今年アメリカであった国会議事堂乱入事件。

一人の警察官が亡くなったまでは報道されていますが。

その後、警備に当たっていた警察官の内二人がその後自殺しました。

やっぱあれはとんでもない事件だよな。

 

 

「MI6秘録」  キース・ジェフリー

・マッカーサーとの英側の連絡係、

ジェラルド・ウィルキンスンの評、

「抜け目なく利己的で、尊大で、よそよそしく、

神経質でひどく自惚れが強い」

「自分自身に対するユーモアが無く、

事実を顧みず、これらの欠点を意識していない」

「自分の感情と野望を原理原則だと誤解している」

こんな人は大統領にはなれないよな。

はて?最近こんな人いたっけ?

前に読んだFBIの方が面白かったが、

それは冷戦の事はまだ秘密の為書かれていないから。

そこが知りたいのに・・・・。

 

 

「なぜ大国は衰退するのか」 グレン・ハバート/ティム・ケイン

・「優れて人物の心には正義が宿り、

狭量な人物の心には利益が宿る」論語

・フィリピンは、フェリペⅡ世にちなんで名づけられた。

・クラウゼヴィッツ、戦争とは

「政治的でない手段による政治の延長」

色んな大国が滅んでいく行程と理由が書かれています。

現代は?既得損益のしがみつく特権階級の為に

改政が遅れて滅びるまでには行かないけど、

衰退していると言った所ですかね。

 

 

と、まあこんな調子。

図書館の期限が4週間になったので、

思いっきりハードカーバーが読める訳ですが。

胡坐かいて読まないし、兎に角重てぇ~~。

とはいえ、読まずに返却するのはルール違反(個人的)なので、

読んでます。読んでますよ。