2月の本② | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、昨日の自転車の後遺症で、
いまだにお尻が痛いバードです。


では、本の続きです。

「ナチス・ドイツ『幻の兵器』大全」  横山雅司
広島型リトルボーイ65kgのウランを使用。
その内で核分裂反応が起きたのは、876.3g。
その内で反応の際に消滅したのは1g。
次のナチスはナチスを否定しながら現れるという言葉には凄く感心した。


「すごく科学的SF映画で最新科学がわかる本」   リック・エドワーズ&マイケル・ブルックス
・マーズ・クライメイト・オービターと言う火星探査機。
技術者がメートル法とヤード・ポンド法を取り違えたために壊れた。
・1982に沈黙のロシア人と言うのがあった。
7か月の間、2人の宇宙飛行士が全く口をきかなかった。
理由はお互いが嫌いでサリュート号に乗っていたから。
・4000年前のマンモスがウランゲリ島の永久凍土で見つかった。
DNAを解析すると、かなり近親交配が進んでいたようで。
かなり頭数が少なくなっていた模様。
これが絶滅への加速を早めた?
・イルカの会話は、その場に居ない奴の噂話もしてるらしい。
・ニューロンの個数はチンパンジー70億個。人間860億個。
・チンパンジーはウンコのなすり合いはしても、
人間みたいに責任のなすり合いはしない。
・地球軌道上を高速で移動する宇宙飛行士は、
地上で暮らしているより時間の経過が遅い。
803日間回っていたロシア人宇宙飛行士は0.02秒得た。
・1981年出版のジャン・ボードリヤール「シュミラークルとシュミレーション」で
豊かで成功した社会で暮らす人々は、
実際の人生を楽しむよりも、
自分の存在を公的な表現で演出し共有する事に関心が向く。
と、書いている。それってSNSじゃん!!
・「Eugene」ユージンの語源はギリシア語の「eugenes」、
いい生まれという意。
・エイリアン第一作でリプリーは最後エイリアンに首を引っこ抜かれて死ぬ予定。
抜いた後にエイリアンは宇宙船で闇に消えるはずだったが。
それじゃあ2が作れないじゃん!
キャラ的にリプリーが居た方が作りやすいよ!
と、言う事でエンディングが変わった。
やっぱり、外国の人が書いたこう言った本は面白い。
ウィットに富み過ぎています。
お勧めです。ただ、私自身は「エイリアン」と「猿の惑星」位しか
この本に出て来る映画見ていないんだよな…。


「孝経・曾子」
書き下し分で終わっていて訳が無い、読みづれ~~。
しかも、同じ事ばっかり言ってるな。
1940に出た本の復刻版。


「ロシア正教のイコン」  オルガ・メドヴェドゴヴァ
絵に聖なる物が有る(宿る)とこじつけるこの宗教のあざとさ…。
このこじつけの無さはイスラムの方がすっきりしてるな。
流石一番新しい(?)宗教?
エル・グレコは昔この手の絵を描く画家だった。


当たりは科学の本です。
映画好きにも、化学好きにも楽しんで読める。
しかし、読んで行って、俺映画見ていないな~~とつくづく思う。
バック・トゥ・ザ・フューチャーなんて未だに見ていない。