9・10月の本 ① | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、一月遅れですが。
読んだ本を書きます。
別に読んだ本が少なかったわけではなく。
理由は無いだけです。


「兵士を救え○珍(珍を○で囲ってる)軍事研究」  メアリー・ローチ
・3年もつサンドウィッチを造ってる。
・アフガニスタンでは敵の徴兵年齢は12歳。
・ハエは食べてる間に脱糞する。
・ビーズの起源は、ハエへの防御。
・マーシャル語でビキニはココナッツのある場所。
馬鹿な研究なほどその真剣さが面白い。


「死海文書の全て」  ジェームズ・C・ヴァンダーカム
・新約聖書はギリシア語で書かれた。
イエス自身は多分アラム語やヘブライ語で語っていた。
最初期の弟子はユダヤ出身でセム語で語る。
よって、全てまずは翻訳されている。
その正確性は甚だ疑問から出発。
・キリスト教神学は原理的には、ユダヤ教の存在そのものを否定する
「反ユダヤ主義」の立場を持つ。
古文所は魅力的だね。
死海文書の歴史そのものかと思ったら。
発見されてからの歴史の方が多いか?


「たべもの江戸史」  永山久夫
・熊本のお土産、朝鮮飴は元々は長生飴。
朝鮮出兵中にこれで飢えをしのいだからそう言われるが。
後付けだろうな。
幕府が何度も贅沢を禁止したが無駄だったんだな。


「ムツゴロウ世界動物紀行(南米・モーリシャス編)」  畑正憲
単純に読み物としては面白いけど。
ちょくちょく自慢が入るのが鼻につく。
まあ、そう言う人なんでしょうけどね。


「自衛隊 この国営ブラック企業」  小西誠
自衛隊では年90人位自殺してる。
実戦を経験せず、年功序列で決まるので
とんでもない奴だけ残っている。
実戦を経験しないので、
容量の良い奴だけ上に残るトンデモ会社。
入隊してる人が「入るな!」と、言う会社はとんでもないな。
「大人の幼稚園」とは、入隊者がそう言ってます。


「医者の本音」 中山祐次郎
医者どうこうより、最後の方に自分の死性感を書いている。
そこを高く評価します。


「動物実験の闇」  マイケル・A・スラッシャー
・生物医学研究における動物実験の失敗率は92%。
・何十年と実験していて、種が違うと言う事で無駄になる事がある。
HIVも糖尿病もネズミを使った実験で30年やってパ~~~。
・アルパカと接する前は肉を食べてはいけない。
その匂いを嗅いで、捕食者が来たと感じる。
・犬の実験にはちゃんとブリーダーしたビーグル犬が良い。
作者は意味、意義、その価値の間で揺れ動く。
が、研究もビジネスであるから道具は必要。
道具が動物であると言う事。
ネズミを殺すのにドライアイスを使うっているのは理にかなってるね。


まあ、新しい図書館で興味がある本を選んで、
成功したのが多いですね。
これだから、新しい書棚は止められない。
勿論その②その③に続きます。