梅雨入り本番、ガンガン降っています。
カンカンと音がしたから、雹が降ったのかも?
では、続き。
「ことばのロマンス」 アーネスト・ウィークリー
・hooligan=暴力団員・無頼漢
19C末ロンドンのサザクで単調な街の生活に
活気を与えた血気盛んなアイルランド人一家の名前に由来。
・Gift=贈り物はドイツ語の毒。
何が凄いって、この作者の奥さんが、
チャタレイ夫人の作者ロレンスに盗られたのがびっくり!
「ウイスキーの科学」 古賀邦正
・ウイスキーのスペルはWhiskyはスコッチ・カナディアン・ジャパニーズ
Whiskeyはアイリッシュ・アメリカンに当たる。
まあ、呑めないんだけどね。
ハイボールで流行ってるけど。
これ読んでる時に、集荷停止のニュースが出ました。
「判断力批判」 カント
・~~社会においてこそ、単に人間であると言う事だけで無しに。
自分流儀にもせよ洗練された人間になろうとする念が生じるのであるし、
そしてこれが文明の始まりである。
・ポリュクレイトス、BC5のギリシアの彫刻家。
「槍をもつ人(競技者)」の作者。
この像は完璧な均整を持つ人体の釣り合いを表したものとして、
規準(カノン)と呼ばれている。
結局、美と言うのは自然の模倣なのか?と、言う事も言っています。
「刑務所の読書クラブ」 ミキータ・プロットマン
・入所した時に最低限の「衛生セット」を貰える。
シーツ2枚、毛布1枚。大小タオル1枚。トイレットペーパー1個。
これ以降は受刑者が自分で買わなくてはいけない。
・刑務所内のスラングで「ジャケット野郎」とは、
恋人が傍に居ない時に女の子に言い寄る男の事。
・常に麻薬が勝利するのは、常用するのがどんなに辛くても、
変化のない絶望的に退屈な毎日よりましだから。
・オレンジ色はギャングの印、輪ゴムなどを腕に付けている。
・ロリコン殺人者に何故そう言う事をしたのかを訊こうとしたら、
「ダグ。君が訊きたい事は解る。その事はもう何年も何年も考えてるし。
生涯かけて理解しようとしている。
私に言えるのはこういう事だ。
何かが私にとりつく。そうなると自分ではどうしようもない。
私に解るのはそれだけだ。」
・何人かの出所後の話も有ったが。
普通の人になる。いや、戻る?いや、もともと違いはない?
刑務所はモンスターが入るのか?
入ったら、モンスター扱いされるのか?
これが法治国家の限界かも。
当たりはこの刑務所読書クラブ。
タイトル見た瞬間、手に取り。
小説でないのを確認して。
日本人が書いていないのを確認して。
「これが面白くない訳がない!」
その勘は当たりました。
日本にあるあらゆる本に関する賞を受けた本より面白い。
と、私は思います。
内容は書きません、読んで欲しいから。
こう言う本こそ読まなくちゃ!
因みに、ブロ友さんの旦那さんが刑務所内に居ました。
捕まってではなく。看守として。
その話をブログでアップしていましたが。
その世界がこの本でも語られます。
嘘じゃないんだ。結局何でも塀の中で揃う。
勿論ドラッグも。
インメイトと言う言葉もお陰で知っていた。
ASKAママさん、助かりました(笑)