1月の本 ③ | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、車検の予約と自賠責保険を払い込んだバードです。
お金が吹っ飛びました。
ただ、自賠責保険は29年度から安くなっていました。
これだけが救い・・・・。


さて、1月に読んだ本の続きを書きます。


「失楽園(上・下)」  ミルトン
旧約聖書の解り易い小説版?
いつも思うが、全能の神なのに闘ってる。
いいのかね~~~?
神は人間が造った物だから仕方がないのかな。

ミルトンは大学の卒業旅行でイタリアに行った。
そこでガリレオに会ったそうな。


「神曲(上・中・下)」  ダンテ
この文語体の文章が読みにくい読みにくい。
なかなか頭に入って行かない。
無声映画の弁士みたいだ。
ある意味歴史上のオールスター総出演の話。
あいつ、地獄に居てやんの(笑)!

地獄天国の階層ごとに何があるかのガイド本。
世界の名著と言われる本が二冊続いたが、
読んだ人間は少ないだろうな~~。
読んでみて分かります(笑)。


「歴史とは何ぞや」  ベルンハイム
体系化するのが難しい学問だろう。
ある程度過去になると。
本当にあった事かどうか確かめようがないから。


「オランダ・ベルギー絵画紀行(上・下)」  フロマンタン
ウ~~ン、ルーベンスを評価してるな、
そこが俺と違う所だな。
ココでも例のフランダースの犬に出て来るルーベンスの絵が語られている。
これが最高ランクの絵として評価されている。
で、レンブラントの夜警の評価は低い。
彼を、しっかりとした技術家で、
光の中に幻を見る夢想家。
そして、魂の内奥に通じている事では他の追随を許さない哲人と評価。

あれ?フェルメールが一切出ないぞ???
1800年代半ばではまだそういう評価なのか?


「ロマ『ジプシー』と呼ばないで」  金子マーティン
ナチスドイツの迫害を受けたのはユダヤ人と同じ。
それ以前も欧州全体でユダヤ人同様の迫害を受けている。
しかし、その見返りはあまり受けていない。
民族としての一体感が少ない。
多数のロマの集団が居て、それもなかなか一枚板ではない。
ナチ迫害の保証がユダヤ人より圧倒的に少ないのは。
数のではなくて、ネットワーク力の差だな。


「寓話(上・下)」   ラ・フォンテーヌ
フランス王子に対する諫めでもある童話集。
殆どがイソップ物語の借りものじゃない?
下巻になると、その時の世情に訴えるのが多くなってきた。
しかし、訳者後書きがやけに文学的だな。
ここが一番の読みどころだったりして。


そういう訳で、何点かは図書館にリクエストしました。
上下巻のどっちかを所有していなくて、
もう買う為に探すのも面倒なのでリクエスト。
岩波文庫だから大概図書館に置いています。

で、読みに読んだ文庫本。
もう、読まないなと思ったのを含めて。
1/24にブックオフに売りに行きました。
イメージ 1
これだけです。
重てぇ、重てぇ・・・。
自転車の籠いっぱいで。
しかも、重たいから運転しずらい。


で、これだけ売って幾らと思います?
500円ですよ?
文庫買取50%UPで800円程度。
泣いてはいませんけど。
目から塩分濃度が高い液体がツツ~~タラー
と、流れましたよ。
まあ、知識は金額に変えられない。
そう思います。