10月の本 | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、天気が良いけど家に居るバードです。
この暖かさは、年内熊本に行く最後のチャンスか?
と、思いましたが寝坊しました。
そんなもんです。

では、先月からの続き。
図書館へのリクエスト本が続きます。

何も考えずに、タイトルだけでリクエストした本。
そうなると、こうなります。
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左の本、700ページあります。
奥から図書館の司書さんが出して来た時、心の中で。
マジかよ!
と、思いました。
もう少しで口に出しそうでした。

そう言う訳で、この本から読むことにしました。


「殺戮の世界史」  マシュー・ホワイト (リ)
人類の歴史上の死者数のカウントダウン。
1位はWWⅡ、2.3位は同率で、毛沢東とチンギス・ハン。

エルサレムの嘆きの壁は、
「どんなに厚い壁もローマ軍の侵攻には耐えられない」
と、言うの示すためワザとに残された部分。
それが信仰の拠り所になるとは皮肉。

仏王シャルル6世は自分はガラスで出来てると思い、
押されると割れると思っていた。
謎の病気で髪と爪が抜け落ちて死んだ。
14cですでに王侯貴族のなれの果てみたいな人が出て来る。

チィムール、アルメニアのシヴァスに居たキリスト教徒。
降伏の条件は一滴の血も流さない事。
この条件は守られた、生き埋めにされて。

ナポレオン戦争のマスケット銃は459発に一発の命中率。

米軍兵士の死亡率は、南北戦争では11回の戦闘で1回。
WWⅡになると、4回の戦闘で1回となる。

カンボジア・プノンペン郊外のトゥールスレン高校は、S-2刑務所になり。
1万7千人収容されたが、出て来れた囚人は7人。

700ページは辛すぎた・・・。
1週間以上かかったよ。それもずっと殺人に関する事。
まあ、面白かったですが。


「寿命1000年」  ジョナサン・ワイナー  (リ)
細胞内の劣化するものをなくして、
ほぼ永遠に生きる事が出来る、と言ってる人の話。
理論はその通り、でも実践は?

と、ある専門家が言うには、
女性の生殖器は45才の時は
「ほかの器官であれば80才に相当する状態」で、あるらしい。

生物の進化の成長としては生殖・子孫繁栄為に進化して来ている。
長生きする為に進化していないし、生物的には不必要。
子を産み、育てると言う大前提に
進化は老化までを考えていない。
と、言う訳で我々は長い惰性の時間を伸ばそうと努力しているのだ。
オイラを含めてね。

忘れる能力が死を不死にする。


「雑食映画ガイド」  町山智浩・柳下毅一郎・ギンティ小林  (リ)
映画解説本で、いい回しが面白いですが。
でも、映画自体はここ数年見ていないよな。
こういう解説本見るだけで満足。
2時間見続ける根気が既にない。


「コモンセンス」  トーマス・ペイン
解り易い民主主義の本。
聖書=神は、王を否定している。
それを承知でどうにか正当化しようとしていたのが欧州の歴史の一部。


「狩猟の教科書」  東雲輝之
ココ(北九州)では、銃の免許は持てないんだよな。
察してください(笑)。


「饗宴」  プラトン
九州国立博物館の鳥獣戯画の行列時に見た本。
館内暗くて疲れた。
ほぼ脳内に残っていません。


「完全なるチェス」  フランク・プレイディー  (リ)
アメリカ人世界タイトル保持者、ボビー・フィッシャーについての本。
かなりと言うか、当然変わり者だったようで。
後半の反ユダヤ主義は凄かった。

囲碁や将棋とはかなり違う世界。
引き分けが存在し。
それもタイトルを取る戦略に入る。
疲れを次戦に残さないとか。
同国人(ここではソ連人)のタイトル獲得の助けにするとか。

ニーチェ曰く「孤独は我々を自分に対してより厳しく、
他人に対して優しくしてくれる」

やっぱり、ちょっといってる人のお話でした。


と、まあ数は少ないですが10月の本。
兎に角一番最初の700Pが効いた。
早く読まなきゃ、2週間の貸し出し期限が来る!
と、明らかに生活が読書シフトになりました。

リクエストする時は配分を考えましょう。
今もちょっときついです(笑)