9月の本 ① | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、朝晩冷えますね。
風邪ひく人続出中。
そういう人は「喉が痛いだけ」と、言っていますが。
そりゃ風邪だよ…と、心に思ってるだけにしています。


では、9月に読んだ本です。
家にある岩波文庫を中心に読みました。


「一外交官が見た明治維新(上・下)」   アーネスト・サトウ
所謂有名な人がワンサカ出て来る。
長州・薩摩はほぼ出て来た。
下巻でやっと才谷梅太郎(坂本龍馬の変名)が殺されたと出て来る。
新選組も一か所だけ。
マンガの「お~~い!龍馬」にどれだけ想像が入っているのか?
また見たくなったが。
買わなくちゃいけないので読まない。


「エックハルト説教集」
13Cの説教集で、よく書けてると思いますが、
進化・発展が現在までない。
いや、宗教は進化したらいけんのか?
だから、原理主義が出て来るのかな。


「ヨブ記」
主題は「義人の苦難」
これはBC24頃のシュメールに既に出ている。
旧約聖書は、ほぼ何処かからのもらい物と言う事。
神が皮肉を言っている、ホント何様?と、思ってしまった。
神様なんですが。


「風姿花伝」  世阿弥
古文のわりに読めたのは、室町の本だからか?
能とかの本ですが。
創設者が書いているので、その根拠がその人が言ったこと。
全くぴんと来ない。
歌舞伎等今は伝統芸能とか言われていますが。
元は・・・・と、考えると全然よろしく思えない。(個人の感想です)
まだ、お笑いに特化した落語の方が凄いと思える。


「蘭学事始」  杉田玄白
南蛮=スペイン・ポルトガル人。特にポルトガル人。
紅毛人=オランダ人。
まあ、読めると言えば読めるが。
註と解説の方が長いっていうのはね。
しかし、なんで俺はこれを買ったんだ?


「危機の二十年」  E・H・カー
第一次大戦後の20年に関する本。
まだ、二次大戦の恐怖を感じていない。
ヘーゲル等の哲学者が出て来るが、
まだそういう時代だった。
今では、哲学者は出る幕ないもんな~~~。
原爆を見ての通り、科学者の時代になった。
フランス人はラインラントを独立させて。
ドイツとの緩衝地帯にしようとしていた。


「新訂 海舟座談」
明治になってからの勝海舟の言っていたこと。
西郷ドンの大物ぶりがしばしば出て来る。
坂本は2.3か所出たぐらい。
上野の西郷ドンの銅像を見て。
「どうも出来が良くない、下手の様だな」と、言ったそうな。


「東京三十年」  田山花袋
口語体とかに文学が変わる時の文学青年の話。
出て来た人のが現代語になっていたら読みたいですね。
とにかく熱いんですよ。
そして、自殺・病気等でよく死ぬ。


では、前半戦でした。
とりあえずは幕末物とかが有ったので、それから読んでみました。
これでズンズン家の文庫が減って行っています。
それを体感するのは楽しいが。
読んでいて面白いのは少ない。
なんで俺買ったんだろうな~~~。