美味しいどころの騒ぎじゃない | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、これは本当の話です。
 
お昼ごはんを造るのが面倒になった母。
では、外食するかと近所に新しく出来たうどん屋に一人行く事に。
で、入って注文して、お会計。
その時厨房の方から、おば様同士の声が聞こえます。
 
「だから、解らないから、
解らないともう一度訊いているんですよ」
 
「どうして、解らないの?さっき教えたじゃない、
どうして教えた事がわからないの?解らないわ」
 
「どうして、解らないって言っている事を
解らないとか言うんですか?
私は、解らないからもう一度教えてください
って言ってるんですよ」
 
「さっき教えたのにどうして解らないの?
11時までにこれして下さいって
言ったじゃないの。」
 
これが永遠に続いています。
 
     「これは、禅問答か?」
 
と、食べる最中に思いました。
味?そんなのはもうよく解りません。
自分以外のお客さんも同じでしょう。
結構次々に入ってきましたが。
これには面食らったでしょう。
以前でしたら、お昼のみのもんたが喜んで飛びついたでしょう。
 
ええ加減に続いていますが、
コンビニサイズの店内中に響いています。
それを他の店員はあまり注意しない。
 
そして、そのうちに・・
 
「店長、あたし帰ります!」
と、解らない方のおばさんが言います。
(注):どちらかと言えば怒られている方です。
 
「何で帰るのよ!」と、再び開始!
 
もう、職場放棄してまでエキサイトすると。
両おば様方の声はキンキン声でずっとやり取りを聴いていた自分も
区別がつかなくなります。
 
 
そんなこんなで食べ終わって。
 
「う~~~ん、何か言って帰るか?」
 
① 厨房に向かって「ウルセェ!!
   こんなの聞かせながら食わせるな!」
      と、怒鳴って帰る。
 
② 店長(結構若い)にそれとなく
     止めさせる様に言う。
 
③ 「ブログに載せますから」と言う。
 
 
最終的には何も言わずに帰りました。
だって、あまりに近所で。
厨房の中は見えないけど。
ひょっとしたら知り合いかもしれませんからね。
 
で、店を出て
一応外観撮っておくか・・・。
と、カメラを構えて写して。
カメラを提げた瞬間に。
おば様が一人出てきました。
本当に帰るみたいです。
知ってる顔では有りませんでした。
 
いやあ、味なんてとてもとても解らんねぇ解んねぇ・・・。
なかなか面白い、濃密な10分間でした。
 
さて、かえると当然の如く母親に感想を訊かれましたが。
事情を話して、
    「いやあ!全く解んなかったよ」
と、言うオチでした。
解んないだらけの更新でした。